近所の珈琲店の店長さんにお声かけいただき、
妻は昨年初めて市民文化祭の美術作品展に協力出展しました。
奥まった展示会場の入り口をステンドの灯りで
人目を引くというご意向もあったようです。
※昨年の様子
私たちはこの市に住んで30年になります。
38回続く市民文化祭を知らずにいたことに驚きつつ、
私は地元を見ていなかったことを反省しました。
お声かけ下さった店長さんには本当に感謝です。
今年も店長さんから出展のお声かけをいただいて、
妻は入り口用の行灯を作りました。
出来るだけ大勢の市民の方々が会場の作品を
ご覧くださるようにと願いながら作っていました。
今年は私まで店長さんにお仕事を仰せつかり、
お役に立つならとお受けしましたが･･･
はてさて、皆さんのお邪魔にならないようにと自戒するばかりです。
第39回多摩市民文化祭
「楽しいキモチ 自由なカタチ」白樺美術連盟
会場 パルテノン多摩 特別展示室
最寄り駅 多摩センター駅徒歩5分
日時 10月28日（金）～ 10月31日（月）
10:00 ～ 18:00 (最終日は午後4時まで)
（2016.10.19 記）
かすかな割れた線、見えますでしょうか。
あっ、やっぱり、
上部にはっきり、見えますね。
この作品、
完成が近づいていたのに
真っ二つでした。
その後、予定通り絵付けなどを施し、
完成となりました。
10年前の妻なら
ここまで至ったのかあ･･･
割れたときは、
心も真っ二つかと心配しました。
この10年間、
ひたすら良い作品を作りたい、
応援して下さる方々に感謝したい、
ご依頼主に喜んでもらいたい等々
そんな日々の繰り返しが妻を鍛えたのでしょうか･･･
額に納めて完成の時、
私は木ねじの大きさに合った錐を出しただけでしたが、
感慨深い完成となりました。
その後、妻は写真の割れた線を消す作業をしました。
割れなければ、こんな出来具合かと
想像したのでしょう。
割れたこの経験、
これからの作品作りに役立つこともあるでしょう。
そうして、良い経験だったと言うのでしょう･･･ね。
※この作品づくりは過去No163にて紹介いたしました。
（2016.10.13 記）
妻がサンドブラストを始めて8年。
ずうっとお世話になってきた教室が
この度初めての教室展を開きました。
妻も４点出品し、一昨日搬入。
お近くにご用の方がいらっしゃいましたら
お立ち寄り頂ければ幸いです。
9月21日（水）～25日（日）10時～19時
私の思い出：「王者のまなざし」
妻の学んだ技法はサンドブラストによる硝子彫刻です。
この技法で作られたある作品との出会い、
今も鮮明です。
2年前妻が「鷺草乃原」を出品した時の
日本サンドブラスト協会主催第8回硝子彫刻展の会場、
たくさんの硝子彫刻作品の中に、
たてがみをなびかせた精悍で颯爽としたライオン。
百獣の王とは･･･
すごい作品だなと感心しながら
見る位置を変えていって、さらに驚きました。
強靱な王と思われたそのまなざしに
宿るのは哀れみ。
いやあ、すごいなあ。
これはすごいと感激したことが心深く刻まれました。
そして、作品名を見てまたびっくり。
「王者のまなざし」
作者の伝えたかったことを受け取ったように思いました。
宗教的精神性の漂う慈しみではなく、
強さの中に宿るのは哀れみなのでしょう。
多くの敵や生き物を倒してきた我が身、
その世界の中でしか生きられないと知りつつ、
また倒されていく者の痛みや無念さも感じつつ、
なおも生き続ける者の、王者のそのまなざし。
そしてそのまなざしは
他者のみならず我が身にも注がれていると思えました。
私にはそう見えました。
こんな対話をさせる作品、その作者。
本当にすごいと思いました。
この作者は硝子彫刻技法創始者のお嬢様ですが、
ご結婚された今は制作活動を以前より控えられているそうです。
この作品を実際に見て頂けたらと思うのですが、
無理なので、どんな作品かだけ、お伝えします。
どうぞDM写真をご覧ください。
（2016.9.22 記）
日本青年館ホールにお納めする10種の木の灯り。
妻はいろいろな取り組みをしていますが、
栗が生長してイガクリになるや、
イガとの取っ組み合いが続きました。
そして、この試作品ができました。
選ぶ予定のガラスに彫った栗とリスの
灯りを点けたときの映え具合等を見たかったようです。
この試作品からどんな本作品ができるか、
傍らで静かに楽しみに待つとしましょう。
クリと言えば栗ご飯
私も妻も栗ご飯が大好きでね。
そうそう「檜山路の灯り」の方から
鬼皮をとってすぐ調理できる状態でいただいたもんで
早速栗ご飯にしました。
美味しい！
いろいろ気になるけど･･･、
お昼はちゃんと食べてないからねっ！
自分を納得させてから２杯目。
美味っしい！！
美味しくって困ったもんです･･･
日本青年館ホール工事現場を見て
妻はいつものことだが、
作品づくりでは
現物そのものとそれがおかれる現場を見る。
決まってそうしている。
作品作りに欠かせないのだろう。
6月に日本青年館の工事現場を道路から覗いた。
しかし、足を踏み入れないと現場ではないらしい。
※現場事務所4階からの撮影
8月下旬の雨の日、
日本青年館の社長と専務のお二人と
それに設計責任者と工事責任者のお世話になり、
現場を間近に見せていただいた。
やはり道路から見るのとは違う。
私は、雨中に忙しく働く目の前の作業員から、
こうして造られていくんだと実感できた。
妻も雨中の工事現場をじっと見ていた。
こんなにお手数をおかけし、
お世話になり、
もう満足してもらえる良い作品を
作るしかない。
（2016.9.18 記）
吉祥寺のパレントさんのお客さまの
ご依頼で作ったこのランプ、
デザインが今までと少し違ったように見えた。
並外れた美的感覚と豊かな経験をお持ちのご依頼主様との
やりとりから生まれたとのこと。
フクシアは『貴婦人の耳飾り』と呼ばれる可憐な花。
できて妻は満足そうだった。
私も気に入った。
ご依頼主様にも気に入っていただけたそうだ。
今までお納めの時はいつも、
運転手として私も同行していたが、
今回は行けなかった。
（4月から自分の時間がもっととれると思って
職種を変えたのですが、違ってましたね。）
残念だったのは、
ご依頼主様のご主人の作品を見られなかったこと。
妻によると
シャドウアートという何枚もの絵を重ねて
立体的に表現された絵とのこと。
尚その作品全てを額装なさったのは
ご依頼主様だそうです。
亡くなられたご主人とご依頼主様お二人の
想いのつまった素敵な作品を
妻の作った白いフクシアの灯りが
照らしていくのでしょうか。
光栄な、嬉しいことです。
（2016.9.5 記）
今回はランプの作品例です。
作品には“灯り”とついているものも多くあります。
作品はブログに載せたものから選びました。
《ランプ編》
作品１ 星空のドームランプ～義兄を偲んで（2008年）
作品２ ティファニーランプ（1998年～2002年）
左からパンジードーム（1998年）ピオニー（1998年）ゼラニーム（2002年） ※参照 http://bit.ly/29GNfcj
作品３ 花唐草文様12面ランプ（2000年）
作品４ 青い藤（2004年＆2007年）
作品５ 森の聖夜（2007年）
作品６ ココペリのランタン（2008年）
作品７ 花野原～季節のうさぎシリーズ②（2008年）
作品８ 花唐草文様のアロマランプ（2008年）
作品９ 四季のうさぎシリーズ“秋”～森に佇む（2008年）
作品10 秋の七草のアロマランプ（2008年）
作品11 桜うさぎ（2009年）
作品12 白いドレスのランプ（2009年）
作品13 森の聖夜Ⅲ～跳ねる～（2009年）
作品14 雪うさぎ（2009年）
作品15 軽井沢～野の花の灯り（2009年）
作品16 菖蒲を愛でる（2010年）
作品17 ひまわり畑にて～季節のうさぎシリーズ⑨（2010年）
作品18 ルナのうさぎ（2010年）
作品19 秩父に来る春～季節のうさぎシリーズ⑩（2011年）
作品20 椿の灯り
作品21 紫陽花ボール（2011年）
作品22 お花見ねんね(2011年)
作品23 海の作品より「夏色の海」（2011年）
作品24 苺の灯り（2012年）
作品25 青い葡萄の灯り（2012年）
作品26 野の花洋灯（2013年）
作品27 花野原～南国の花（2013年）
作品28 赤い葡萄の灯り（2013年）
作品29 コッツウォルズの蜂蜜色の家（2013年）
作品30 レンゲショウマ（蓮華升麻）の灯り（2013年）
作品31 うさぎシリーズのミニランプ（2013年）
作品32 ココペリのまあるいランプ（2013年）
作品33 金魚の灯り（2014年）
作品34 金魚の灯り～空（2014年）
作品35 森のうさぎ（2014年）
作品36 レンゲショウマのアロマランプ（2014年）
作品37 らんぷ「静けさと温もりの薔薇」（2014年）
作品38 秋の七草ミニランプ（2014年）
作品39 葵の灯り（2014年）
作品40 森のふくろうの灯り（2014年）
作品41 雪うさぎのアロマランプ（2014年）
作品42 森の聖夜～街へ（2014年）
作品43 Something ４～吉祥 葡萄栗鼠のアロマランプ（2015年）
作品44 赤いバラのランプ～レトロなガラスベース編（2015年）
作品45 アロマランプ～桜の頃の薔薇文様（2015年）
作品46 赤い金魚のアロマランプ（2015年）
作品47 薔薇のアロマポット（試作）（2015年）
作品48 鷺草の灯り（2015年）
作品49 紅いドレスのランプ（2015年）
作品50 桃色の小紋（2015年）
作品51 薄墨薔薇文様のアロマランプ（2015年）
作品52 秋のうさぎのお祝いランプ（2015年）
作品53 福寿草のアロマランプ～雪（2015年）
作品54 福寿草のアロマランプ～紅（2015年）
作品55 雪うさぎシリーズまとめ（2016年）
作品56 バラのフロアランプ（2016年）
作品58 椿の灯り（2016年）
（2016.8.29 記）
妻の作った行灯は
ステンドグラスだった。
ステンドに興味のなかった私が、
これは！と思った。
この行灯を見ていなければ、
こんなにステンドが好きになっていたか、
わからない。
《行灯（あんどん）編》
作品１ 行灯「藤」（2000年）
作品２ 悠久 （2002年）
作品３ 京都西陣～町屋のあかり～ （2008年）
作品４ 雪輪桜Ⅰ～Ⅲ（2008年）
作品５ 花影 （2008年）
作品６ 小さな行灯～クレマチス(2013年)
作品７ 金魚の行灯（2013年）
作品８ 紀の川～薔薇文様の行灯（2013年）＆（2015年）
作品９ 薔薇文様の小さな行灯（20214年）
作品10 蓮華升麻の行灯
作品11 樋山路の灯り（2015年）
作品12 行灯～桃色の小紋（2015年）
作品1３ 蓮と牡丹のお灯明（2016年）
（2016.8.16 記）
