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心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.185 幼稚園のパネル「光に向かう子ら」~その4「子どもたちへ」

パネルが完成して窓枠にはめられた後、 園の子どもたちへのお話の機会を頂きました。 「ガラスはお天気や時間によっても見え方がかわるし、 皆さんが見るときの気持ちによってもかわるかもしれません。 楽しいときには楽しく見えて、 悲しいときには泣きなが…

No.184 日本青年館ホールの木の灯り~その12「欅の灯り」

※左面:春 右面:冬 私には身近過ぎるように思える欅だが、 ひと冬前に始まった欅とのふれあいに、 妻は何を感じたのだろうか。 欅のすべての始まりは冬。 欅の古木の穴に宿るスズメ。 春を焦がれる実生(みしょう)を宿す欅。 木枯らしにゆれる小枝にも、 …

No.183 日本青年館ホールの木の灯り~その11「桂の灯り」

妻と1年前の冬に「とおの木」探しをした。 桂の木は近所にはないと思っていた。 春になって、妻がここにも、あそこにもと 近所の街路樹3カ所で桂の木を見つけた。 案外身近に見られる木だと知った。 丸い小さなハート型の可愛いらしい葉が特徴。 色づいた秋…

No.182 幼稚園のパネル「光に向かう子ら」~その3「完成」

無邪気なかわいらしさ。 妻の作品には今までなかった雰囲気です。 園との図案のやりとりで生まれたからでしょうか。 ようやく残りの右片面も2週間前に完成しました。 2面併せて、82cmx153cmのサイズ。 これまでこのサイズのご依頼は、 大きいから無理と大手…

No.180 幼稚園のパネル「光に向かう子ら」~その2「片面終える」

パネルの片面ができた。 ステンドは何百年も持つそうだ。 大規模な改築修繕の行われた幼稚園もこれから50年はもつだろう。 50年後、その頃私は・・・ とても生きていない。 すると妻が言った。 この幼稚園の子どもたちがまだ元気よ。 なるほど・・・そうだね…

No.178 幼稚園のパネル「光に向かう子ら(仮題)」~その1「下絵完成」

※幼稚園取材時、手を繋ぐ子らの撮影をさせてもらいました。 幼稚園の窓の制作, 決まったのは11月。 日本青年館ホールの11個の灯り納入が6月。 その他新築される方からやお取扱いのお店からのご注文品、 成人式の内祝い、初節句のご依頼等々 諸々立て込んだ厳…

No.172 とお(10)の木の灯り~紅葉

(青年館ホール側と打合せの為に持ち出した制作途中の「栗の灯り」) 先週末、妻のステンドづくりのため 樹木の紅葉調査に二人で私の故郷秋田をたずねました。 妻は、この2月から青年館ホールの灯りのために とお(10)の樹木を追い続け調べていますが、 そ…

No.170 上村松篁のあの「月夜」~やっと完成!

かすかな割れた線、見えますでしょうか。 あっ、やっぱり、 上部にはっきり、見えますね。 この作品、 完成が近づいていたのに 真っ二つでした。 その後、予定通り絵付けなどを施し、 完成となりました。 10年前の妻なら ここまで至ったのかあ・・・ 割れたとき…

No.160 バラのフロアランプとその制作過程

お納めに伺い、予定の場所に置いて灯りをいれる。 すると前からそこにあったような気がしてくる。 初めてお納めしたのにそう思えてくるから不思議だ。 お納めした帰りの車中。 不思議ね。 妻もうなずいた。 お納め終えた妻の安堵感が伝わってきた。 今回のご…

No 158 とお(10)の木の灯り~その5「木の葉の標本(腊葉標本)」

※日本青年館のポスターを許可を得て転載しました。 『とおの木』は日本青年館ホールにお納めする、 妻の10作品の灯りに指定された樹木10種。 赤松、桂、桐、欅、栗、小楢、杉、栃、朴、山桜。 「これは50年程前 私が学生時代につくった葉の標本です。」 路…

No.157 とお(10)の木の灯り~その4「鳥海山麓『あがりこ大王』の地を訪ねて」

『あがりこ大王』は 鳥海山麓の湿原奥にある奇怪なブナの巨木。 その場に立って、 この奇怪こそ、 人を惹きつけるのだと思った。 (奇怪な樹形は多い。) ご案内の森林組合長さんは、 木の根元で、 木を指さしながら 木の話をしてくださった。 炭焼き用に切…

No.154 とお(10)の木のあかり~その3「観察&試作」

「とおの木」は妻がご依頼受けた伝統ある演奏会ホールに 納める10作品の灯りに指定された樹木。 桂、桐、栗、欅、山桜、杉、栃、小楢、朴、赤松の10種。 (「山桜」の試作 2016年4月) 街路樹の育った葉 ハートだ! これも桂の木! 「とおの木」のうちの多く…

No.152 “きつね”の初作品~ミニパネル

「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする。」 と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。 母さん狐は、その手に、はーっと息をふっかけて、 ぬくとい母さんの手でやんわりと包んでやりながら、 「もうすぐ暖かくなる…

No.150 とお(10)の木のあかり~その2「檜山路にて」

とても美味しくいただきました。「檜山路の灯り」宅にて(2月末) ご依頼の演奏会ホール楽屋の木のあかり10種は 桂、桐、栗、欅、山桜、杉、栃、小楢、朴、赤松。 木について教えていただきたく、 山林を所有される檜山路のお宅にお邪魔しました。 お宅の庭、…

No.147 とお(10)の木のあかり~その1

顔?「冬の木の芽」です。(かがくのとも絵本) 10種類の日本の木で作られた楽屋のドア横に それぞれ10のステンドグラスの灯りをつくって欲しい。 自らもチェロを奏で合奏を楽しまれるホール代表からの 妻へのご依頼でした。 内外のアーティストに 日本の文…

No.133 紅色の小紋~絵付け技法に挑戦

フランスで絵付けを学ばれた川崎悦子先生の レース模様の作品は衝撃でした。 ステンドグラス発祥の地で、 養われたのは繊細な和の心だったのではと、 想像してしまう作品でした。 一気に妻の思いに火がついたようです。 この技法を習いたい! 早速川崎先生の…

No.131 新生 『紀の川~薔薇文様の行灯』  

◇両側面が薄墨色の薔薇文様に変わりました。 街の喫茶店 COFFEE SHOP 白樺さんの店長さんから、 市民文化祭への出展をご依頼されました。 大きな会場なので、出展作品は 「紀の川~薔薇文様の行灯」に決めました。 それから、急展開! 「紀の川」は制作され…

No.119 続 「檜山路」考 

【制作過程1 お宅を訪ねる】 【制作過程2 周辺を見てまわる】 前回のブログで、妻の作品名「檜山路」について 中西悟堂の歌集「檜山路」の題名から感じたことを述べたところ、 「檜山路」に住まわれているご依頼主様から お便りをいただきました。 一読し…

No.118 『檜山路(ひやまじ)』考

(制作途中の『檜山路の灯り』) 『檜山路』・・・ 良い作品名をいただいたなあ。 しみじみ思う。 屋号檜山路のご依頼主の奥さまが、 こんな歌集が・・・と 中西悟堂著『檜山路』を提示してくださって 妻のステンドグラスの作品名は決定的になった。 ところで、情…

No112 檜山路の灯り(その2)

作品の図案がようやく上のように決まりました。 今回は、2週間ほど前に3種類の一次デザインを仕上げてから、 ここに至るまでの経過を妻のつぶやきを通してお伝えします。 つぶやき1 (お約束の日に何とか3種類の一次デザインを仕上げて訪問) どんどん畏れ…

No.111 檜山路(ひやまじ)の灯り(その1)

玄関に足を踏み入れた途端、 私も妻も 感激! 幾世代もの長い年月を 住む人とともに歩んできた家屋の温もりに迎えられました。 現役時代、私が親身にお世話いただいた先輩のK氏から 妻はご自宅に合ったステンドグラスをと要望されました。 打ち合わせで初め…

No.65 レンゲショウマ(蓮華升麻)の灯り

レンゲショウマ レンゲショウマ 7年前、御岳山でレンゲショウマを見て、 妻はレンゲショウマのとりこになりました。 うっそうとした木々の根元に、点々と続く小さく白くはじけた花弁。 妻が復職したころでした。 レンゲショウマに妻は生きるエネルギーをた…

No.61 コッツウォルズの蜂蜜色の家

9月1日からのグループ展のテーマが「村」になっているので、それに向けて、妻は家をつくると言いました。私が今までステンドグラスで見た家は立派なお城や邸宅で、いかにも立派ですが、心動く作品にあったことはありませんでした。 妻には「作りたい人がつく…

No.36 「八ヶ岳のパネル」製作中

「製作中のパネル」 長野八ヶ岳原村の別荘に入れるステンドグラスのご依頼をいただきました。ご依頼主さまの故郷である長野に終の棲家として建てられるお家で、こだわりの注文住宅です。東京でお打合せの後にすぐ現地を見たくて、9月の半ばに依頼主さまと一…

No.19 ~硝子彫刻展に向けて~

この8月、妻は硝子彫刻展への出展作品製作に夢中でした。 と思っていたら、突然「この夏、どこにも行ってない!」と言いました。 良かった。 出展のめどが立ったようです。 写真は3点出品予定の3作目製作途中のものです。 妻の作品はサンドブラストとステ…