心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

和風

No.148 蓮と牡丹のお灯明

頼まれてつくったお灯明 2つ並べて思った 今は亡き義母のつくった木目込み雛人形も 一緒に並べよう おばあちゃん どう? 並べたら お灯明と人形は まるで 昔からそうしているようだった 妻の母は30年間木目込み人形の講師を続けられた 作品には 凛とした優雅…

No.147 とお(10)の木のあかり~その1

顔?「冬の木の芽」です。(かがくのとも絵本) 10種類の日本の木で作られた楽屋のドア横に それぞれ10のステンドグラスの灯りをつくって欲しい。 自らもチェロを奏で合奏を楽しまれるホール代表からの 妻へのご依頼でした。 内外のアーティストに 日本の文…

No.145 『菖蒲を愛でる』(2011年作品)に寄せて~『求めない』(加島祥造著)

求めないーー すると いまじゅうぶんに持っていると気づく 求めない ーー すると それでも案外 生きてゆけると知る 求めない ーー すると 改めて 人間は求めるものだ と知る (加島祥造著『求めない』より) 妻は、 孫と一緒に菖蒲で有名な公園に行った。 孫…

No.136 薄墨薔薇文様のアロマランプ

2年前、 和歌山にお家を建てられる方からのご依頼を受け、 妻と二人で和歌山取材巡り。 紀ノ川、粉河寺、紀三井寺、みかん畑等々。 高野山に足をのばし奥の院、御影堂、霊宝館等々。 妻は 高野山天野社の舞楽装束の美しい刺繍、 水干や括袴の刺繍の薔薇文様…

No.131 新生 『紀の川~薔薇文様の行灯』  

◇両側面が薄墨色の薔薇文様に変わりました。 街の喫茶店 COFFEE SHOP 白樺さんの店長さんから、 市民文化祭への出展をご依頼されました。 大きな会場なので、出展作品は 「紀の川~薔薇文様の行灯」に決めました。 それから、急展開! 「紀の川」は制作され…

No.122 檜山路の灯り(その3)~完成

「檜山路の灯り」が完成しました。 妻の作業ノートには、 全部で663ピース、340時間と記されています。 妻の心のノートには、 日の出町の自然と生き物とイカルの声、 愛犬のももとかんべえ。 それにご依頼主ご夫妻のやさしい笑顔が記されているのでしょう。 …

No 99 秋の七草ミニランプ

ようやくさわやかな秋の風。 今頃、秩父は・・・ この時期、妻と秋の七草寺めぐりをよくしました。 桔梗の多宝寺、藤袴の法善寺、萩の洞昌院・・・ それぞれの開花のいい時期に見たくて、 同じ年に2度たずねたこともありました。 草花が大好きな妻は、 秩父に行く…

No 88 紀の川~薔薇文様の小さな行灯

妻はpaleんtte(パレント)の*あとりえ悠*フェアに向けて 「紀の川」の第3弾として「薔薇紋様の小さな行灯」をつくりました。 一作目のパネル、2作目の行灯に比べて、全体的にサイズは小さくなりましたが、 佇まい、雰囲気はやっぱり「紀の川」です。 1つず…

No.78 新春の息吹き~椿の灯り

新しい年が明けました。 妻のつくった「椿の灯り」は新年を嫁ぎ先で迎えました。 個展の時にご購入下さった方はとても大事にかわいがってくれています。 妻が他のご依頼の相談に訪れた際、「椿の灯り」の写真を撮ってきてくれました。 幸せそうに見えます。 …

NO.53 花 影

どんなことがあっても、また新たに再生できる…冬を越えて一気に咲き誇る桜を見ると、その生命の瑞々しさ、躍動感に励まされます。私は桜が大好きです。桜の季節には様々な思い出や、心に蘇るシーンが数え切れないほどあります。桜をテーマにした小作品をいく…

No.46 雪輪桜Ⅰ~Ⅲ

お正月に見た『和の職人展』で江戸小紋の美しさ、中でも『雪輪』に魅せられてしまいました。それからずっと雪輪に桜と麻の葉をモチーフにした行灯を作りたい…と思っていました。 雪輪桜Ⅰ ラインの美しいクリアガラスと和紙のような風合いをもつヤカゲニーの…

No.35 椿の灯り

2010年のお正月、一念発起して絵付けの講習会に行きました。ご縁のある八田大輔先生の三日間の講習でした。椿を描きました。「このデザインでガラスを組んでみてもいいですね。」という先生の言葉に「作ってみます!」とお返事しました。 それから1年後、八…

No.28 錦 秋

一昨年の秋に初孫が誕生しました。 命名に因んだ紅葉(もみじ)を見るとそれまで以上に綺麗に輝いて見えるようになりました。そして「もみじでいっぱいの灯りをつくりたい」と思いました。 67枚のもみじの葉に加えて大好きな麻の葉模様をあしらいました。 麻…

No.23 秋の七草のアロマランプ

萩が花 尾花 葛花 撫子の花女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花… 山上憶良 『万葉集』にうたわれている七草です。あさがおの花は今日の桔梗だそうです。 ステンドグラスができなかった時期が3年ほどありました。3年前の秋、保養のため夫に…

No.18 青い藤

2004年夏のグループ展に向けての作品です。 No.5 行灯「藤」のペンダント版です。行灯「藤」を製作する際に色違いの酸抜きピースを作っていました。(ブルーonブルーのサンゴバン被せガラス)磨りガラス風のヤカゲニーで行灯と同じように籠目模様で組みまし…

No.17 悠 久

「藤」に続く、和のステンドグラスの2作目です。 テーマは太古の昔から永遠に繋がる命。モチーフを日本の古典文様に求めて、 不死鳥と花唐草模様を酸抜きしました。 丸いピースの枠は森をイメージしてグリーンをあしらいました。 背景の檜垣模様はキュリアス…

No.5 行灯 「 藤 」

ティファニーランプの製作後、ステンドで和のテイストが表現できないかと憧れ、自分でデザインした二つ目の灯りです。描きたかったのは母の好きな藤の花と日本の古典模様で籠目です。正面は藤の花一つ一つをフュージングして(お窯で焼いて) 立体的なピース…

No.4 京都西陣 ~町家のあかり~

過去に作った「青い藤のペンダント」を見て気に入ってくださった方から新築邸和室の壁掛け照明のご依頼をいただきました。3月にお目にかかり、ガラスサンプルをお渡ししながら、ご相談しました。ガラスだけで見たのと、あかりが入ったのとではずいぶん感じ…