心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

紋様

No.176『花影』に想う~“盗ってねえべ”と母

(2008年制作 ユザワヤ創作大賞金賞受賞) 妻の作った「花影」。 桜咲くその裏に見えるは 障子と妻は言う。 私はその障子のほのかな灯りが好きだ。 心が安まるのだ。 心が温かくなるような気がする。 それは子どものころ遊び疲れて家に帰る時、 まだ遠くに見…

No.148 蓮と牡丹のお灯明

頼まれてつくったお灯明 2つ並べて思った 今は亡き義母のつくった木目込み雛人形も 一緒に並べよう おばあちゃん どう? 並べたら お灯明と人形は まるで 昔からそうしているようだった 妻の母は30年間木目込み人形の講師を続けられた 作品には 凛とした優雅…

No.136 薄墨薔薇文様のアロマランプ

2年前、 和歌山にお家を建てられる方からのご依頼を受け、 妻と二人で和歌山取材巡り。 紀ノ川、粉河寺、紀三井寺、みかん畑等々。 高野山に足をのばし奥の院、御影堂、霊宝館等々。 妻は 高野山天野社の舞楽装束の美しい刺繍、 水干や括袴の刺繍の薔薇文様…

No.135  紅色小紋の灯り

絵付けとサンドブラストでつくられた紅色小紋は 灯りになりました。 出来たばかりなのに 遠く、昔からここにいたような 佇まい! 妻は、8年前の2007年、 手工芸のSNSでお友だちの「桃色の小紋」を見て、 いつか、 この文様をガラスで表したいと思いました。 …

No.131 新生 『紀の川~薔薇文様の行灯』  

◇両側面が薄墨色の薔薇文様に変わりました。 街の喫茶店 COFFEE SHOP 白樺さんの店長さんから、 市民文化祭への出展をご依頼されました。 大きな会場なので、出展作品は 「紀の川~薔薇文様の行灯」に決めました。 それから、急展開! 「紀の川」は制作され…

No.115 アロマランプ~桜の頃の薔薇文様

一週間前に桜で有名な川沿いの道を通った。 電気屋のおじさんが提灯を下げる配線工事をしていた。 えっ?と思って「桜のためですか」と聞いたら 「そう、今日から点灯だよ」と教えてくれた。 桜並木に桜の咲く気配はなかった。 それから一週間。 桜は駆け足…

No.110 花唐草文様のアロマランプ

巷ではアロマが流行っているのでしょうか。 このところ、妻へのご依頼にアロマランプが増えています。 妻もアロマが好きです。 結婚した頃から、アロマ、香などが好きで、 よく部屋中に漂わせました。 アロマをたくと、妻は落ち着くと言います。 妻が初めて…

No.109 Something 4~吉祥 葡萄栗鼠のアロマランプ

新年 明けましておめでとうございます この作品は、ご結婚のお祝いにとご依頼を受け, つくられたものです。 作品名にある「Something 4」は花嫁の幸せへの願い、 「葡萄と栗鼠(ブドウとリス)」 は豊穣と繁栄を表す吉祥。 妻は仕上がった作品を磨きながら満…

No 88 紀の川~薔薇文様の小さな行灯

妻はpaleんtte(パレント)の*あとりえ悠*フェアに向けて 「紀の川」の第3弾として「薔薇紋様の小さな行灯」をつくりました。 一作目のパネル、2作目の行灯に比べて、全体的にサイズは小さくなりましたが、 佇まい、雰囲気はやっぱり「紀の川」です。 1つず…

No.78 新春の息吹き~椿の灯り

新しい年が明けました。 妻のつくった「椿の灯り」は新年を嫁ぎ先で迎えました。 個展の時にご購入下さった方はとても大事にかわいがってくれています。 妻が他のご依頼の相談に訪れた際、「椿の灯り」の写真を撮ってきてくれました。 幸せそうに見えます。 …

No.69 紀の川~薔薇文様の行灯

8月に和歌山にお納めした「紀の川~薔薇文様のパネル」は妻も私もとても気に入っていました。お納めした翌週から、妻はほぼ同じデザインの行灯をつくり始めました。 和歌山の新築家屋のパネルについてNo.60 紀の川~薔薇文様のパネル~ http://you3113.hate…

NO.53 花 影

どんなことがあっても、また新たに再生できる…冬を越えて一気に咲き誇る桜を見ると、その生命の瑞々しさ、躍動感に励まされます。私は桜が大好きです。桜の季節には様々な思い出や、心に蘇るシーンが数え切れないほどあります。桜をテーマにした小作品をいく…

No.46 雪輪桜Ⅰ~Ⅲ

お正月に見た『和の職人展』で江戸小紋の美しさ、中でも『雪輪』に魅せられてしまいました。それからずっと雪輪に桜と麻の葉をモチーフにした行灯を作りたい…と思っていました。 雪輪桜Ⅰ ラインの美しいクリアガラスと和紙のような風合いをもつヤカゲニーの…

No.35 椿の灯り

2010年のお正月、一念発起して絵付けの講習会に行きました。ご縁のある八田大輔先生の三日間の講習でした。椿を描きました。「このデザインでガラスを組んでみてもいいですね。」という先生の言葉に「作ってみます!」とお返事しました。 それから1年後、八…

No.28 錦 秋

一昨年の秋に初孫が誕生しました。 命名に因んだ紅葉(もみじ)を見るとそれまで以上に綺麗に輝いて見えるようになりました。そして「もみじでいっぱいの灯りをつくりたい」と思いました。 67枚のもみじの葉に加えて大好きな麻の葉模様をあしらいました。 麻…

No.26 花唐草文様12面ランプ

初めて自分でデザインしたランプです。この時はまだ設計の仕方もよくわからないで、作りたい一心で亀甲のピースを作りました。 「花唐草文様」はレッドonグリーンの被せガラスに酸抜きを施して描きました。モチーフを先に決めてしまってからランプのデザイン…

No.18 青い藤

2004年夏のグループ展に向けての作品です。 No.5 行灯「藤」のペンダント版です。行灯「藤」を製作する際に色違いの酸抜きピースを作っていました。(ブルーonブルーのサンゴバン被せガラス)磨りガラス風のヤカゲニーで行灯と同じように籠目模様で組みまし…

No.17 悠 久

「藤」に続く、和のステンドグラスの2作目です。 テーマは太古の昔から永遠に繋がる命。モチーフを日本の古典文様に求めて、 不死鳥と花唐草模様を酸抜きしました。 丸いピースの枠は森をイメージしてグリーンをあしらいました。 背景の檜垣模様はキュリアス…

No.5 行灯 「 藤 」

ティファニーランプの製作後、ステンドで和のテイストが表現できないかと憧れ、自分でデザインした二つ目の灯りです。描きたかったのは母の好きな藤の花と日本の古典模様で籠目です。正面は藤の花一つ一つをフュージングして(お窯で焼いて) 立体的なピース…

No.4 京都西陣 ~町家のあかり~

過去に作った「青い藤のペンダント」を見て気に入ってくださった方から新築邸和室の壁掛け照明のご依頼をいただきました。3月にお目にかかり、ガラスサンプルをお渡ししながら、ご相談しました。ガラスだけで見たのと、あかりが入ったのとではずいぶん感じ…