震災のとき
ちょうど海のパネルを
つくっていました。
「夏色の海」
ステンドグラスをつくることに疑問を感じたり、
安穏と生活している自分に罪悪感を覚えたりして
製作を断念しそうになりました。
でも、人と自然のあり方や自分の生き方を問い返す中で
祈りや感謝や様々な思いを抱きながら
海の作品を必死につくりあげました。
かつて、訪れた時に見たうつくしい三陸の海
よみがえって欲しい海
生命誕生と再生の『生命の源』の海
海をイメージし、
願いを込めてつくりました。
モチーフは
海の底で静かに生きている
貝
「碧生~あお」
2011年9月第5回硝子彫刻展 優秀賞受賞作品の1点
写真&文(2011.09) ステンドグラス*あとりえ 悠*
「試行錯誤中」
新たな発表の場を創ろうといろいろ試しています。今はフォトショップ体験版とパワーポイントをいじっています。行きつ戻りつしながら。
そこで驚いたのは、写真ソフトのすごさです。いない人をいるように見せたり,いる人をいないように見せたり。初心者の私には無理ですが、1枚の写真でなんでもできそうです。
それはそれで楽しそうですが、妻のつくったステンドグラスを通してステンドの良さを伝えることとは離れていきそうな気がしました。良さを伝える一番の方法は今でも実物を見ていただくことと思っています。美術館、博物館、寺社等を巡って得られる作品との出会いの感動はいつまでも心に残りますものね。
できるだけ、人と作品のそんな出会いを大切にした発表の場づくりを目指していきたいと思っています。
まあ、どこまでできるか分かりませんが、のんびりとやってみます。
(2013.7.18 記)
※今回の「海の作品」は本拙ブログNo14とNo15をもとにして作成しました。