心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.152 “きつね”の初作品~ミニパネル

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「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする。」

と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。

母さん狐は、その手に、はーっと息をふっかけて、

ぬくとい母さんの手でやんわりと包んでやりながら、

「もうすぐ暖かくなるよ。・・・」

※「手ぶくろを買いに」新見南吉作 より

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これまでうさぎやリスなどを作品のモチーフに入れてきましたが

作品をよく見てくださる方がきつねを大好きと知って

きつねの作品を約束したそうです。

 

妻が作品づくりのために集めた絵本の一部です。

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きつねの出てくる有名な絵本は多いですね。

そして、子ぎつねがかわいい!

 

 

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今回は

ブラストした後に絵付けをちょっぴり施して仕上げました。

こんなふうに趣きが変わるんですね。

 

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               (作品サイズ12.3cm×16.5cm)

夕日を受けてもまた趣きが変わります。

硝子の特性でしょうか。

1枚1枚の手作り硝子そのものが芸術作品と言われます。

 

23日(土)24日の吉祥寺paleんtte(パレント)さんに出品します。

※参照http://bit.ly/1TWZzUc

 

 (2016.4.20 記)