「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする。」
と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。
母さん狐は、その手に、はーっと息をふっかけて、
ぬくとい母さんの手でやんわりと包んでやりながら、
「もうすぐ暖かくなるよ。・・・」
※「手ぶくろを買いに」新見南吉作 より
これまでうさぎやリスなどを作品のモチーフに入れてきましたが
作品をよく見てくださる方がきつねを大好きと知って
きつねの作品を約束したそうです。
妻が作品づくりのために集めた絵本の一部です。
きつねの出てくる有名な絵本は多いですね。
そして、子ぎつねがかわいい!
今回は
ブラストした後に絵付けをちょっぴり施して仕上げました。
こんなふうに趣きが変わるんですね。
(作品サイズ12.3cm×16.5cm)
夕日を受けてもまた趣きが変わります。
硝子の特性でしょうか。
1枚1枚の手作り硝子そのものが芸術作品と言われます。
23日(土)24日の吉祥寺paleんtte(パレント)さんに出品します。
(2016.4.20 記)