今回の写真は新進気鋭の若手カメラマンによるものです。
カメラマンへの撮影依頼は、
11月発行を目指して製作に取りかかっている
「木の灯り」作品集の編集・製作者からのアドバイスでした。
確かにプロは違うものだと感心しました。
各種機材を抱え、重装備で来られるかと思っていたら、
普通だったので少し驚きました。
10作品を撮っている間のやりとりから、
逆にその才能と感覚の良さに驚きました。
お昼はラーメンを食べてもらおうと一応ひと揃い準備。
「冷やし中華?」「醤油ラーメン?」「つけ麺?」
そうしたら、「醤油、細麺」。
これは若いのに、なかなか!
作るのも楽しくなりました。
撮影の横尾さん
ありがとうございました。
以上3枚の写真は横尾 涼氏の撮影によるものです。
ところで、前回のブログNo192を書いた頃、
私は親友の急逝に落胆していました。
そんな時、たまたま手にした若松英輔氏の本で、
柳宗悦の言葉に出会いました。
“悲みのみが悲みを慰めてくれる。
淋しさのみが淋しさを癒やしてくれる”(送り仮名は原文のまま)
最愛の妹を亡くした柳宗悦だったが、
悲しみの深さゆえ亡き妹に会えるという。
若松氏の文章は続きます。
“悲しみの扉を開けることでしか差し込んでこない光が
人生にはある。その光によってしか見えてこないものがある。”
これらの言葉にふれているうち、
悲しみや嘆きにジタバタせずに、
そのあるがままもいいと思えるようになりました。
人生、そのほうが深いとは言いませんが、
今まで見えなかったものが見えたり、
人生がもう少し楽しくなるのかもしれないと思えます。
先人の言葉をかみしめています。
(2017.6.19 記)