この夏キューバに渡った「木の灯り」シリーズ見本作品「山桜の灯り」
今日も暑くなりそうねと交わす人混みをすり抜け、
まだひと気のない店内。私は大学時代のグリー仲間に、
彼が欲しいと言った「木の灯り」(山桜)を手渡した。
妻の個展で作品を見て、和の雰囲気を気に入り、
日本人の作品としてキューバの人々に紹介したいと言う。
キューバの人はどんなふうに受け止めるのでしょうか。
2年前、大学時代のグリーOBの会合後、
彼と二人で飲んだ。
突然に、彼はキューバに行って日本語を教えたいと話した。
彼の父がキューバで活躍したとの話はよく聞いていたが、
行ってからいろいろやってみるよとの事に
私は耳を疑った。
彼は本当に定年後の会社のそれなりの待遇地位を捨てて
キューバに渡った。
妻はキューバで展示しやすいように吊るすタイプから置くタイプに変えました。
今は日本語を教え、日本文化を伝えたいと
キューバで奮闘中の彼。
受けられるようになった。
キューバに渡って1年4ヶ月、多くの困難を抱えながらも、
日本語を習う20名程のキューバ人が待っていると
話す彼の表情には渡った満足感が見えた。
私が最初話を聞いた時はなんとも無謀な話と受け止めたが、
今は還暦を過ぎた者の挑戦のあり方のひとつだと
段々思えるようになった。
彼のキューバでの活動の様子をいろいろと知るうちに、
頑張って欲しい、応援したい、
益々その気持ちが強くなってくる。
この灯り、 キューバの人々に可愛がってもらえたら嬉しい。
追伸
彼、松尾 光氏はその活動を月1,2度「キューバ通信」として
日本の友人に発信していて、
私はそれを同時期のグリー仲間に転送させていただいています。
他に「キューバ友好円卓会議」から
「松尾 光のキューバ右往左往」が発行されています。
http://cubaentaku.web.fc2.com/sub/saru22_p04-06.pdf
また、この夏の帰国時には朝日新聞の取材を受けたので、
朝日にも載るかもしれないとも言っていました。
なぜか応援したくなる彼です。
(2017.8.27 記)