雷鳥を見るといいことがあるよ。
職場の仲間4人で登った奥穂高、
仲間の一人が雷鳥を指さし、
そうっと小声で教えてくれました。
険しい山道にぐったりしていた私も、
雷鳥を見て、不思議と元気が出ました。
雷鳥は火難や雷難を防ぐ神の使者とも知りました。
妻が納めた玄関のパネルの雷鳥を見て
私はふと若かった頃に登った奥穂高を思い出しました。
そして、神の使者がこの新居をお守りくださるのだと
思いました。
新築なさる玄関のドアに
ステンドのパネルをご希望くださったご夫妻が
我が家に打合せでいらっしゃいました。
私たちの年代にやや近いということもあり、
お子さんの小さい頃のお話にうなづくことも多く、
私には楽しいひとときでした。
妻は、ご夫妻それぞれのご趣味等を伺いながらも、
頭の中は玄関パネルのモチーフがかけ巡っていたのかも
知れません。
今回の作品は妻の第5回作品展に展示しました。
展示パネル7枚で制作過程も表していますので、
どうぞごらんください。
(文章も含め、妻による制作です。)
《ガラス余話》
個展の時のパネル掲示では、使用ガラスの㉒白茶は
いくら調べても分からないので空欄でした。
ところが個展に来られた渋谷の興和ガラスの伊藤さん、
ガラスを一目見て「分かるよ。」
即座に6桁の数字を教えてくれました。
神業!
さすが世界中のガラスを20年も扱ってきた方です。
「あとりえ 悠」の作品作りに使うガラスを
この方の目と手を通して仕入れていることに
いっそう感謝の気持ちが湧いてきました。
ありがとうございます。伊藤さん。
(2018.3.5 記)