心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.64 赤い葡萄の灯り

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十数年前、

ステンドグラスの教室に通い始めた頃です。

葡萄の大きなランプシェードを作っていらっしゃる方がいました。

緑の葉に紫の葡萄の粒、枝の茶色とバックのベージュ色

その色合いとデザインの美しさに魅了され、

いつか,

こんな素敵な葡萄のランプが作れるだろうか

作れたらいいなあと思いました。

 

 

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その後、

葡萄の図柄はステンドグラスの灯りやパネル、

またサンドブラスト硝子彫刻でも

数多く目にするようになりました。

あまりにたくさんの素晴しい葡萄の作品があるので

オリジナルで拙いものをデザインすることを

ずっとためらってきました。

  

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昨年青い葡萄のパネルをつくる機会を得て、

それを元にこの夏、

青い葡萄の灯りをつくりました。

さらに、今回サンドブラストに加えて

ガラスピースで「赤い葡萄の灯り」を製作しました。

 

葡萄の葉や粒の表現は迷いながらデザインし、

作りながらも修正しつつ、小さいですが

初めてステンドグラスの葡萄を描いてみました。

デザインはまだ直したい箇所も見えていますが、

緑色と紫色という大好きな色の組み合わせは

ほんとうに美しく、つくっていて癒されました。

細かいはずの作業も

まったく苦になりませんでした。

また新たな葡萄作品への意欲がわいてきました。

 

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 作品&文(2013.10)ステンドグラス*あとりえ 悠* 

 

 

 「青い葡萄赤い葡萄」 

妻は昨年秋から、

「青い葡萄のパネル」「青い葡萄の灯り」「赤い葡萄の灯り」と

つくってきて、昨日3作品目ができあがりました。

今日は一日ガラス彫刻展出品作品に取り組んでいました。

その作品がまた葡萄なんですよ。

 

No63と64まとめて動画にしました。よろしかったらどうぞ。http://bit.ly/1f1VGsZ

(2013.10.3記)

 

10.5 追記

妻からのLINEには「調子が良くない」

一緒に食べようと思って、買った。

葡萄だ。赤い葡萄。迷わず買った。

妻は「甲斐路、大好きなの」と言って食べた。

調子、少し、出たみたい。