十数年前、
ステンドグラスの教室に通い始めた頃です。
葡萄の大きなランプシェードを作っていらっしゃる方がいました。
緑の葉に紫の葡萄の粒、枝の茶色とバックのベージュ色…
その色合いとデザインの美しさに魅了され、
いつか,
こんな素敵な葡萄のランプが作れるだろうか…
作れたらいいなあ…と思いました。
その後、
葡萄の図柄はステンドグラスの灯りやパネル、
またサンドブラスト硝子彫刻でも
数多く目にするようになりました。
あまりにたくさんの素晴しい葡萄の作品があるので
オリジナルで拙いものをデザインすることを
ずっとためらってきました。
昨年青い葡萄のパネルをつくる機会を得て、
それを元にこの夏、
青い葡萄の灯りをつくりました。
さらに、今回サンドブラストに加えて
ガラスピースで「赤い葡萄の灯り」を製作しました。
葡萄の葉や粒の表現は迷いながらデザインし、
作りながらも修正しつつ、小さいですが
初めてステンドグラスの葡萄を描いてみました。
デザインはまだ直したい箇所も見えていますが、
緑色と紫色という大好きな色の組み合わせは
ほんとうに美しく、つくっていて癒されました。
細かいはずの作業も
まったく苦になりませんでした。
また新たな葡萄作品への意欲がわいてきました。
作品&文(2013.10)ステンドグラス*あとりえ 悠*
「青い葡萄赤い葡萄」
妻は昨年秋から、
「青い葡萄のパネル」「青い葡萄の灯り」「赤い葡萄の灯り」と
つくってきて、昨日3作品目ができあがりました。
今日は一日ガラス彫刻展出品作品に取り組んでいました。
その作品がまた葡萄なんですよ。
No63と64まとめて動画にしました。よろしかったらどうぞ。http://bit.ly/1f1VGsZ
(2013.10.3記)
10.5 追記
妻からのLINEには「調子が良くない」
一緒に食べようと思って、買った。
葡萄だ。赤い葡萄。迷わず買った。
妻は「甲斐路、大好きなの」と言って食べた。
調子、少し、出たみたい。