心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.339 「湖畔の小さな教会」のステンドグラス~その3「ステンドグラスお届けと取付」

建て替えられた今の教会

 

田植え前の代かきの頃

妻と二人で

出来上がったステンドグラスを抱えて

「湖畔の小さな教会」に向かいました

 

教会の牧師先生や役員の方々

取り付けるための建具師さん

数名の方がお集まりになりました

 

 

建て替えられて立派になった今の会堂を見ながら

昔の教会を思い出しました

私たちの頃の「湖畔の小さな教会」は

普通の民家を利用したもので

屋根の十字架がなければ

ごく普通のお家

礼拝時座るのは畳の上の座布団

 

私が高校生の時のことです

バザー開始前に礼拝の行われる部屋で

私は友達4人とバンド演奏をしました

なんか畳が不安定だなあ

ドラムをたたきながらそう思いました

 

その後バザーに訪れた大勢の人の重みで

床下が見えるくらい床材と畳が大きく斜めになってしまいました

集まった人の数の多さと教会の建物の古さ

両方に驚きました

 

 

ステンドグラスの取付は

隣町の腕の良い建具師さん

枠を事前に我が家に送ってくださるなど

細かい配慮にも感心しました

取付は建具師さんのお陰で

スムーズに終了しました

 

 

 

 

会堂右側ドアに嵌められたステンドグラス

白いユリ4輪

中央に伝道所時代の教会

遠くに見える森山

 

会堂左側ドアのステンドグラス

会員の方が部屋の灯りをともしたら

全体に夕焼けのようになりました

この面のモチーフは

神聖と復活の象徴の白いユリ

中央に八郎湖の漁の帆掛け船2艘

奥に夕日の沈む男鹿3山 

 

 

 

この度

「湖畔の小さな教会」に

妻の作ったステンドをお納めすることができました

とても嬉しいです

妻もまた

私にまけないくらい喜んでいます

 

教会の牧師先生

役員信徒の皆様

取付られた建具師の方

多くの皆様のお陰で

無事お納めすることができました

 

心より感謝申し上げます

 

(2025.6.16 記)