左側は妻の卒業した中学校の校舎
横浜山手の丘に建つ校舎の教室の窓から
海と船の見えた妻の中学校
その卒業から
50余年
この春
妻の中学校の同期会が開かれた
同期会主催幹事会の計らいで
当時の担任ご招待の席上
妻のステンドグラスの灯りが贈られることとなった
光栄なことである
作ることが決まり
妻はさっそく恩師のご夫妻に連絡をとっていた
恩師からは秋のうさぎを(干支が卯年とのこと)
同じ中学校で家庭科担当でいらした奥様からは
鷺草とのモチーフのご要望を頂いた
妻にとって恩師は特別な存在のよう
妻の教員免許取得のための中学校の教育実習は
実習先に赴任中の恩師が指導教官
妻は自分の中学校時代を思い出し
恩師の言葉を思い出しながらの
教育実習だったろう
10数年前
妻が誇らしげに
恩師が出版された本を見せてくれた
教育への造詣の深さとその思いに
私は唸った
江ノ電も登場(なんでも妻の生まれ年頃に登場した300系とか)
恩師が地元誌に掲載してきた「ふるさと片瀬」に
添えた奥様のイラストも人気で
妻はその中から
「江の島」「江の島神社の鳥居」「枝垂れ梅の常立寺」を選んで
この面に刻んだ
そして「江ノ電」も
お贈りする方への思いに寄り添って
素直に作品を作り上げるところが
妻らしい
同期会を終えて10日ほどして
この時の参加者からの贈り物が妻に届いた
開けたらブリキの江ノ電
何十年も大事にしていたものに違いない
この同期会の集まりを期に
江ノ電がまた走り始めたかのようだ
恩師を囲んでの同期会
さぞ素敵だったに違いない
(2023.6.30 記)