心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

No.301 「今年一年の感謝」&「2023カレンダー」

年の瀬に みな様のお顔を思い浮かべると 感謝の気持ちでいっぱいになります。 作品をご依頼、またはお求めくださいました方々に 心より感謝申し上げます。 日本青年館ホール「木の灯り」バックヤードツアー、 隠れ家カフェ「ローズ亭」の作品展、 また我が家…

No.300 聖夜「かしのきのツリー」~子ども心の平和

子どものために作った「かしのきのツリー」に寄りそうオコジョの親子 ~とおいむかしの話~ 「子ども心の平和」 あれは私が小学校2年の時、テレビもまだない遠い昔の事です。私が生まれた村は戸数18戸の小さな村。村の子ども達は皆一緒にチャンバラごっこな…

No.299 紫陽花のステンドグラス~ダンスパーティー

6月にご依頼を受けた紫陽花のパネルが完成し、 ようやくご依頼主様にお届けいたしました。 新築邸へのご入居は年内の予定なのでそろそろパネルが窓に入ります。 朝日の差し込む頃、 部屋に灯りのともる頃、 紫陽花の花びらの表情はどんなでしょうね。 末永く…

No.298 ありがとうございました。ローズ亭の作品展終えて。

8 作品展の日に狙い定めたような一日中の雨 お客様の傘から飛ぶ大粒の雨しずく 「こんな日にありがとうございます」 感謝の気持ちでいっぱいになりました 雨にもかかわらず 会場は常に大勢の方々 ゆっくりご覧いただけましたでしょうか お楽しみいただけまし…

No.297 「ローズ亭」の作品展前日準備

明日に迫った作品展。 天気は「雨。しかも気温は上がりません。」 そうテレビでは何度も何度も繰り返し言います。 そのたびに妻と私は 「天気だといいのにね。」と反応します。 妻は 「寒いなら来た人にホッカイロでも渡す?」 真顔です。 今日の午後に、 妻…

No.296 もうすぐ隠れ家カフェ「ローズ亭」での作品展です

隠れ家カフェ「ローズ亭」とそれを囲む昨日完成のキャンドルホルダー8作品 日本青年館ホールの「木の灯り」バックヤードツアーも 無事に終えたのち、 妻は足のけがによる遅れを取り戻そうと 作品展準備に必死に取り組んできました。 また大分歩けるようにな…

No.295 パネル「上谷戸親水公園(かさやとしんすいこうえん)」ローズ亭で展示 (11月23日) 

みずみずしい絵手紙と水彩画を描かれる方から ご自身の描かれた水彩画を ステンドグラスにして欲しいと 妻はご依頼を受けました。 その作品が 「上谷戸親水公園(かさやとしんすいこうえん)」です。 作品制作中のこの5月、妻と親水公園に行きました。 蛍飛…

No.294 日本青年館ホール「木の灯り」三度目のバックヤードツアー

超満員の観衆を魅了するピアノデュオ演奏でした。楽屋名揮毫の書アーティスト佳奈さんも駆けつけてくださいました。 日本青年館財団設立100周年記念のピアノデュオ・クトロヴァッツコンサートが11月3日、日本青年館ホールで開催されました。同財団のお計らい…

No.293 *あとりえ 悠*ステンドグラス作品展~隠れ家カフェ・ローズ亭にて

* 隠れ家カフェの名の通り、 外から見てカフェと気づく人はまずいないでしょうね。 垣根のすき間の門から足を踏み入れると薔薇の咲く庭。 そして江戸時代からの長屋門に残る大きな梁の下で、 庭を見ながら飲む珈琲はまた格別です。 妻と2人でお邪魔させてい…

No.292 紫陽花のパネル

妻は何度も何度も描き直した図面に小さく切ったガラスを並べています。 紫陽花の花言葉は家族団らん。 亡くなられたご主人が生まれたのも紫陽花の季節。 新築のお宅にその紫陽花のステンドグラスを作って欲しいとの ご依頼を受けました。 6月の事です。 受け…

No.291 クラゲさんたちのシュアハウス

クラゲにはまった妻とすみだ水族館に行きました。 もちろんクラゲを見るため。 私たちの結婚記念日でした。 それからまる2年。 今も妻のクラゲ熱はおとろえません。 クラゲさん達に住まいを提供してしまいました。 私には入居者の皆さんのお名前は分からない…

No.290 秋明菊の灯り

ようやく朝夕に 秋の気配を感じるようになりました この時期 妻と秋の七草を見に 秩父の七つのお寺を何度巡ったことでしょうか 藤袴の法善寺は妻のお気に入りのお寺 法善寺ではいつも時を忘れたかのようでした そこのお庭で見たピンクと白の秋明菊が 妻の心…

No.289 紫陽花の灯り

紫陽花の灯り (制作2009~2011年) 梅雨空を 紫陽花が楽しませてくれます 妻が少し変わったステンドグラスのランプを作りました。 最初予定した500ピースでは足りずに その年の紫陽花の時期が終わり 翌年300ピース、更に翌年200ピースと付け加え ようやく完…

No.288 衝立「ぶなの森の四季」

この作品を毎日何度となく見るようになりました 見ると落ち着く そのたびに落ち着く 不思議な作品です 衝立のかもす何かなのか… 妻がどうしてこの作品を作ったのか 紹介します きっかけ 妻がこの作品を作りたいと言ったのは5年前です。日本青年館ホールの「…

No. 287  一筆箋

古希を過ぎて2年目になるこの春 6年間務めた非常勤の仕事を辞めた どれだけ多くの人に どんなにお世話になったことだろうか 感謝の気持ちを伝えたいが どうしたら… そうだ! 一筆箋! 妻にアイデアを伝え そして 言った 自分で作るからね そして どうしよう…

No.286 保育園の早朝の鍵開け

4月 妻がお世話になってきた保育園の 早朝の鍵開けの仕事を始めた いたるところの鍵を開け 掃除をして 早く来た園児たちを見守る 14年前から妻の作品を置いてくださっている保育園の玄関 週3日ならと始めた仕事なのに 毎日毎日 5時前に目が覚めるようになっ…