心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.296 もうすぐ隠れ家カフェ「ローズ亭」での作品展です

隠れ家カフェ「ローズ亭」とそれを囲む昨日完成のキャンドルホルダー8作品

 

日本青年館ホールの「木の灯り」バックヤードツアーも

無事に終えたのち、

妻は足のけがによる遅れを取り戻そうと

作品展準備に必死に取り組んできました。

また大分歩けるようになったので、

車いす社会福祉協議会に返しました。

無料で利用できて、

福祉のありがたさを感じました。

窓口の方の対応も親切で、

困っている人にはこういうふうにするといいなと

教えられたような気がしました。

 

 

妻は「ローズ亭」作品展出品計画に従い、

作品作りに夢中に取り組んでいます。

昨日は予定のキャンドルホルダーを作り終えました。

今日はお休みライトを作っています。

 

また作品展の展示方法を妻と二人でいろいろ話し合っています。

 

今回「ローズ亭」での作品展は初めてです。

昔からの立派な梁のある高い天井、

壁に立ちのぼるようなカップボード、

ガラス越しに見える庭のやさしさ…

そんな「ローズ亭」の素敵な雰囲気を残したまま

展示ができたらいいなあと思っています。

隠れ家カフェ「ローズ亭」の玄関、庭、店内

 

思えば私は20年程前から古民家、古い蔵などでの作品展に興味を持つようになりました。また古い建物が気になり始めました。妻が作った「藤の花」を見て、「なんだあ、ステンドって日本のモチーフで、日本の住居空間に合う作品ができるんだね。」そう思えたことが事の始まりでした。

行灯「藤の花」(制作2000年)私はこの作品でステンドへの認識を変えました。

私は行った先々で古民家や蔵が見学できると覗くようになりました。群馬県川場村の蔵の中の絵画展示、職場の親友が勉強して写真家になって写真展開催した重厚な蔵、土方歳三の遺品展示の近所の蔵等々。記憶は今も鮮明です。

古民家や蔵を覗くと、ここに妻の作品を展示するのなら…といつも想像しながら建物を後にしました。

今回の「ローズ亭」作品展は20年前からの私の願っていたことの実現ですが、恥ずかしながらブログを書こうと物事を整理していてその事に気づき、ハッとしました。今回はたまたま「ローズ亭」のみどりさんとの関係の中で話を進めていたらいつの間にかたどり着いていた作品展でした。

「願い続けたら願いは実現する!」などと胸を張って言えればいいのですが…いつの間にかなっていたと言うことです。

とにかく日本の古い家屋の良さが伝わり、妻のステンドグラス作品がみな様に楽しんで頂けるように努力したいと思います。

みな様にはお気づきの点がありましたら、是非教えていただけたらと願っています。

 

(2022.11.20 記)