「この魚は…?」 と言うと、 原画を描いた村上さんが、 「雨鱒…中西さんが好きだった…」 その言葉に 私は突然十余年前を思い出しました。 かつて私が勤務する地域で、 中西さんにいつもいろいろとお世話になったこと。 中西さんがみんなを支えてくれたこと。…
妻はご依頼くださった方と相談して、 寄せ木細工をイメージした作品を作りました。 寄木細工を作られる方への贈り物とのことです。 妻が細かなガラスピースをたくさん作り、 ご依頼者にそのピースを自由にならべていただきました。 寄木細工の手法にガラスの…
生まれて初めて口笛サークルのコンサートに 妻と行った。 着席時すでにお客様でうまっていて、 二百名程が静かに開演を待った。 音色が心に染みてくる。 聴きながら、 私も子どもの頃は 口笛をよく吹いたなあ。 そんなことを思い出した。 演奏者7名の口笛が …
年の瀬に みな様のお顔を思い浮かべると 感謝の気持ちでいっぱいになります。 作品をご依頼、またはお求めくださいました方々に 心より感謝申し上げます。 日本青年館ホール「木の灯り」バックヤードツアー、 隠れ家カフェ「ローズ亭」の作品展、 また我が家…
子どものために作った「かしのきのツリー」に寄りそうオコジョの親子 ~とおいむかしの話~ 「子ども心の平和」 あれは私が小学校2年の時、テレビもまだない遠い昔の事です。私が生まれた村は戸数18戸の小さな村。村の子ども達は皆一緒にチャンバラごっこな…
6月にご依頼を受けた紫陽花のパネルが完成し、 ようやくご依頼主様にお届けいたしました。 新築邸へのご入居は年内の予定なのでそろそろパネルが窓に入ります。 朝日の差し込む頃、 部屋に灯りのともる頃、 紫陽花の花びらの表情はどんなでしょうね。 末永く…
8 作品展の日に狙い定めたような一日中の雨 お客様の傘から飛ぶ大粒の雨しずく 「こんな日にありがとうございます」 感謝の気持ちでいっぱいになりました 雨にもかかわらず 会場は常に大勢の方々 ゆっくりご覧いただけましたでしょうか お楽しみいただけまし…
明日に迫った作品展。 天気は「雨。しかも気温は上がりません。」 そうテレビでは何度も何度も繰り返し言います。 そのたびに妻と私は 「天気だといいのにね。」と反応します。 妻は 「寒いなら来た人にホッカイロでも渡す?」 真顔です。 今日の午後に、 妻…
隠れ家カフェ「ローズ亭」とそれを囲む昨日完成のキャンドルホルダー8作品 日本青年館ホールの「木の灯り」バックヤードツアーも 無事に終えたのち、 妻は足のけがによる遅れを取り戻そうと 作品展準備に必死に取り組んできました。 また大分歩けるようにな…
みずみずしい絵手紙と水彩画を描かれる方から ご自身の描かれた水彩画を ステンドグラスにして欲しいと 妻はご依頼を受けました。 その作品が 「上谷戸親水公園(かさやとしんすいこうえん)」です。 作品制作中のこの5月、妻と親水公園に行きました。 蛍飛…
超満員の観衆を魅了するピアノデュオ演奏でした。楽屋名揮毫の書アーティスト佳奈さんも駆けつけてくださいました。 日本青年館財団設立100周年記念のピアノデュオ・クトロヴァッツコンサートが11月3日、日本青年館ホールで開催されました。同財団のお計らい…
* 隠れ家カフェの名の通り、 外から見てカフェと気づく人はまずいないでしょうね。 垣根のすき間の門から足を踏み入れると薔薇の咲く庭。 そして江戸時代からの長屋門に残る大きな梁の下で、 庭を見ながら飲む珈琲はまた格別です。 妻と2人でお邪魔させてい…
妻は何度も何度も描き直した図面に小さく切ったガラスを並べています。 紫陽花の花言葉は家族団らん。 亡くなられたご主人が生まれたのも紫陽花の季節。 新築のお宅にその紫陽花のステンドグラスを作って欲しいとの ご依頼を受けました。 6月の事です。 受け…
クラゲにはまった妻とすみだ水族館に行きました。 もちろんクラゲを見るため。 私たちの結婚記念日でした。 それからまる2年。 今も妻のクラゲ熱はおとろえません。 クラゲさん達に住まいを提供してしまいました。 私には入居者の皆さんのお名前は分からない…
ようやく朝夕に 秋の気配を感じるようになりました この時期 妻と秋の七草を見に 秩父の七つのお寺を何度巡ったことでしょうか 藤袴の法善寺は妻のお気に入りのお寺 法善寺ではいつも時を忘れたかのようでした そこのお庭で見たピンクと白の秋明菊が 妻の心…
紫陽花の灯り (制作2009~2011年) 梅雨空を 紫陽花が楽しませてくれます 妻が少し変わったステンドグラスのランプを作りました。 最初予定した500ピースでは足りずに その年の紫陽花の時期が終わり 翌年300ピース、更に翌年200ピースと付け加え ようやく完…
この作品を毎日何度となく見るようになりました 見ると落ち着く そのたびに落ち着く 不思議な作品です 衝立のかもす何かなのか… 妻がどうしてこの作品を作ったのか 紹介します きっかけ 妻がこの作品を作りたいと言ったのは5年前です。日本青年館ホールの「…
古希を過ぎて2年目になるこの春 6年間務めた非常勤の仕事を辞めた どれだけ多くの人に どんなにお世話になったことだろうか 感謝の気持ちを伝えたいが どうしたら… そうだ! 一筆箋! 妻にアイデアを伝え そして 言った 自分で作るからね そして どうしよう…
4月 妻がお世話になってきた保育園の 早朝の鍵開けの仕事を始めた いたるところの鍵を開け 掃除をして 早く来た園児たちを見守る 14年前から妻の作品を置いてくださっている保育園の玄関 週3日ならと始めた仕事なのに 毎日毎日 5時前に目が覚めるようになっ…
12月7日に第7回作品展を無事終えました。 ご来場くださいましたみな様 ご支援くださいましたみな様に 心よりお礼を申し上げます。 第7回作品展会場入口に展示した 妻のご入場者への挨拶文です。
「一ノ関悠子第7回ステンドグラス作品展」 コートギャラリー・国立にて 12月2日(木)より7日(火)まで開催いたします。 時間は11時より18時まで。(最終日は15時) ご都合がよろしいようでしたら お越しくださいますようご案内申し上げます。 アクセスは以…
完成したステンドグラス「BONNE NEIGE」 もし…あのう、 お客様はどのお部屋に宿泊されましたか? そんな会話もしたくなる ステンドグラス「BONNE NEIGE」。 妻は建築模型のにわか勉強をし、 細かなところに拘り 予定より時間はかかってしまいましたが、 よう…
「BONNE NEIGE(ボン ネイジュ)」をたずねて 長い間 お客様を受け入れ お客様とともに過ごしてこられたペンション。 フランス語で「BONNE NEIGE(ボン ネイジュ)」。 閉じらてなお愛着はつのるのでしょう。 「BONNE NEIGE』をステンドグラスにして欲しいと…
お二人が中心になって作ったステンドグラス そうですか。 お父さまは、 はるのさんの中学生の時に亡くなられたのですか… ヨットに乗せてもらったり海で一緒に遊んだり、 思い出はたくさんおありなんですね… このまさとさんのデザイン、 元の写真ではヨットの…
行灯「紀の川」2021:初代は行灯「紀の川」(2013年制作) モチーフは室町時代の舞楽装束の薔薇文様。 600年も前の日本にあったこの文様が、 西洋で生まれた硝子に彫られ、 今この時代の私達にもみずみずしさを感じさせます。 ご依頼者は我が家に来られたそ…
あかちゃんをあずかる「どんぐり保育室」で働かれる皆さんから 「どんぐりの灯り」のご依頼を受けました。 8名の方お一人お一人に ご自分の灯りに使いたいご自分の好きな硝子と その並べ方を決めていただきました。 選ばれた硝子には、 様々な気持ちが込めら…
直接拝見はしていませんが きっと とても素敵な とてもとても大切な 帯に違いありません。 できあがった作品をみて 私はそう思いました。 ご依頼者が送ってくださった「帯の写真」 制作にあたり、 ご依頼の方から 妻は 大切な帯の写真と 大切なその意味を 受…
~お納めした髙野さんから その夜にメールが届きました~ 今晩は。髙野です。 今日は素敵なステンドグラスを取り付けていただき ありがとうございました。 写真の通り、超素敵な「窓」になりました。 心がワクワクして興奮鳴り止まず?です。 本当にありがと…
妻の「コッツウォルズの蜂蜜色の家」(2012年制作)を ご覧になった方からのこんなご依頼でした。 35年前、 お父様が始めた妙高高原のペンション。 ときには40名のお客様をお泊めし、 家族みんなで切り盛りしてきました。 昨年お父様が亡くなられた後、 ペンシ…
「海月(くらげ)の水族館」 夏も終わる頃に ようやく「海月(くらげ)の水族館」が完成した。 作品制作前に 妻と「すみだ水族館」に行ってクラゲを見た。 水中のクラゲの可愛らしさに 何度もシャッターを押した。 可愛らしさに妻は声をあげ、 糸を引くよう…