妻のお弟子さんたちを迎える「あとりえ悠」の出窓。昼食時は「らんち 悠」の出窓です。
まさか!2年前こんなことになるとは思いもしませんでした。自分で驚いています。
ある時妻の工房「あとりえ 悠」に来られたお弟子さんがお昼過ぎても予定の作業が終わらず困ったことがありました。工房でお腹を空かせての作業はあり得ません。大変お気の毒に思い、代わりに私がお弁当を買いに行きました。その時、お腹を満たす程度なら私でも何か作ってお出しできるのではと思いました。
それから、お弟子さんが気軽に頼みやすいようにと…こちらも準備と調理がしやすいようにと…そうした工夫改善を繰り返してお出ししているうちに工房に来るお弟子さんのための「らんち 悠」のメニュー表ができていました。
こちらは冬用のメニュー。ランチは材料代をいただいていますが、この冬からやむなく100円値上げのメニーも。ごめんなさいね。
「今度の教室のランチは明太子パスタでお長いします。」などとリクエストを受けると気合が入ります。10人ほどのお弟子さんからのリクエストされたランチをその都度用意して、「おいしい」と食べてもらうことはなんとも嬉しいものです。
今年の冬用メニューには田舎でよく食べた「きりたんぽ鍋」を加えました。私の舌が覚えているお袋の味をさがしながらあれこれ工夫して調理するのは楽しいものです。
時折母を思い出します。母は人に食べさせることが大好きな人でした。近所の人がちょっとした用で我が家に来ると「まず上がれでゃあ」と家に上げ、上がると「まずひと口、食べてみてけれ」
食べておいしいと言う人の顔を見るのが母は心底好きだったんでしょうねえ。わかるなあ!
「らんち 悠」は70を過ぎた私の生きがい。妻の「あとりえ 悠」のお陰でもあります。
(2023.12.22 記)