心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

注文制作

No.272 「ココペリ」~コロナ禍の中で最も多かったご依頼

(その1)吉祥寺「パレント」春のフェア出品用 (予定4月:中止) コロナ禍の世の中 この春から夏までの 妻への作品ご依頼で多かったのは ココペリ。 たまたまなんでしょう…が。 一つのモチーフが突出するのは 初めてです。 ココペリは コロンブスの大陸発…

No.271 お誕生祝い~周極星のランプ 

私達がお世話になってきた登坂さんからのご依頼です。 登坂さんのお世話になってきた方にお子さんが誕生し、 そのお祝いにとのことでした。 登坂さんには私の現役時代、 教員の研修講師や子どものためのPTA活動等々に いろいろお世話になりました。 また私の…

N0.269 モンステラとラグビー

「モンステラのランプ」に 「ラグビーも」とのご依頼をいただきました。 ラグビーの好きな私には、 とっても嬉しいご依頼でした。 ラグビーのモチーフは初めてです。 過去、アメリカンフットボールを 要望された方がいらっしゃいました。 アメリカまでひいき…

No.268 冷酒ペアグラス~鬼とふくろう

妻へのご依頼は お友達の画家の方への 傘寿のお祝いにとのことでした。 ご依頼者の方が見せて下さった資料から 画家の方は「鬼MANDARA」を描かれ、 また世界鬼学会等多方面でご活躍の方と知りました。 グラスのモチーフは、 ご本人の描かれた鬼とふくろう。 …

No.265 桜うさぎ~祈り

それでも 桜は咲き始めました。 春が 来たのですね。 さくらさくら さくらさくら 万の死者 (岩手県 桃心地さん) 東日本大震災1年後の夕刊で 私はこの句をたまたま目にしました。 詠み手の思い その言葉の力に 私のこころはふるえがとまりませんでした。 作…

No.255 ココペリ~インディアンジュエリーの「ピュアドール」さん(広島県福山市)でサンキャッチャー販売中

ココペリは アメリカ大陸に昔から住んでいた人々が 発芽と豊穣をもたらすとあがめていた精霊。 そのいわれと共にその姿かたちもまた 魅力的なココペリ。 2008年制作「ココペリのランタン」 妻は数多くのココペリの作品を 作り続けてきました。 妻の作品のど…

No.253 「富士山と梅のお灯明」~おじいちゃんと見た富士山

ーまもなく春の頃にー 妻が担任の頃お世話になった保護者の方が 我が家に来られました。 妻と積もる話を楽しくされていましたが、 亡くなられたお父様のお灯明を作りたいとのお話でした。 息子さんにデザインを少し考えてもらおうとも… 息子さんは妻のかつて…

No.252 碧天(へきてん)の星座

都会の雨上がりの午後 秋風がさぁーっと流れ 空はどこまでも 澄んで青く… きれいだよねえ 田舎で見たような青い空 青く澄んだ空は ただそれだけで きれいだよねえ 妻の作品「星空ドーム」をご覧になって 亡くなられたご主人のために同様の作品をと ご注文く…

No.250「ブログをまだやめないでいます。先生、ごめんなさい」~亡き恩師へ~

拙ブログNo1「星空のドームランプ」(2012.5.2) 参照→https://bit.ly/1T01Agq 7年前でした。 卒論指導教官として大変お世話になり、 結婚式のご媒酌人にもなっていただいた恩師に ブログを始めた報告をしようと電話をしました。 「先生、お久しぶりです。…

No.248 日本青年館ホール「木の灯り」ご観覧(2019.7.12実施)

右:日本青年館ホールのある日本青年館全景左上:利用前のひっそりした楽屋廊下と「木の灯り」左下:この日のご観覧の様子 2年前竣工の年にバックヤードツアーがありました。 ツアーでは楽屋フロアの灯りも見ることができました。 その後「私も見たかった」…

No.246 生かされて紡ぐ「あとりえ 悠」の作品~其の1 「迷い」と「決断」

「北斎の波のステンドグラス」(2017年制作) 人とともに生きることの喜び、時に悩み、苦しみ。幾重にも寄せるそんな波に身を浸して私たちは生きているのでしょうか。どうしようもない大きな迷いの渦に巻き込まれた時、一歩を踏み出す決断は、案外まわりの人…

No.244 お孫さんのための写真立て2作品

今度1歳と3歳になるお孫さんのいる息子さんご夫婦への 贈り物の相談を受けた妻は 「写真立てはどうでしょう?」 そして、お孫さん自身の記念にとお誕生日と干支、 それにお嫁さんの実家の岡山で生まれたので 桃太郎のお供をモチーフにして入れました。 お猿…

No.239 小さな灯り~舞い降りる天使

天使 舞い降りる お幸せにね 「娘の結婚のお祝いです。よろしくお願いします」 お母様が春に嫁がれるお嬢様と一緒に 我が家に来られました。 お嬢様は、すでに作品イメージをもたれていて、 我が家の展示作品50点程を 妻といろいろ話しながらご覧になり、 す…

No.235 かずえさんの灯り

枝振り見事な楓の木に迎えられ, 刈りそろえられた芝の庭の先の玄関扉を開けると、 そこに「かずえさんの灯り」。 年内にお納めのお約束を果たせ、 妻はホッとしていました。 モチーフはかずえさんの身の回りの、 楓、桂、凌霄花(ノウゼンカズラ)、福寿草、…

No.229 3つの「星つむぐ灯り」~ご結婚おめでとう

ひとつはお相手の方のご両親のもとに ひとつは亡きお父様も含めてご自分の両親に そしてひとつはお二人の手元に まもなく、お式の始まりでしょうか ご結婚おめでとうございます 3つの「星つむぐ灯り」 結婚式のサプライズになるといいですね ご依頼者の故郷…

No.227  隠れ家カフェ「 ローズ亭」ふたつの灯り~ローズと翡翠(ひすい)

「ローズ」~ローズ亭の薔薇文様の灯り 「翡翠(ひすい)」~ローズ亭の薔薇の灯り 垣根に沿った道からは つい見落としてしまいそう ここは隠れ家カフェ『ローズ亭』 一杯の珈琲を口にするだけなのに 店主のお人柄が醸す店内の雰囲気に じんわり感じる居心地…

No.226 檀(まゆみ)の灯り~まゆみちゃん、3さい

まゆみちゃんが 生まれ、 この子が3さいになったらこの子の灯りを。 そうお願いされ… もう、まゆみちゃんは、3さい。 お約束の「檀(まゆみ)の灯り」ができました。 お披露目とお渡しに、 お母さんとお兄ちゃんとまゆみちゃんが、 訪ねてこられました。 …

No.225 インディアンの祈り

今、この瞬間、 一人の人間でどうなるものでもない… 大自然の前の人間の無力さ。 大洪水で壊れゆく人間の営みが テレビ画面に流れました。 七夕の頃、過去に例を見ない集中豪雨に襲われた西日本。 その広島県内にある福山市のお店にお納めする作品を 妻はそ…

No.224 おおましこの灯り

『おおましこ』は、寒くなった頃に見られる野鳥。 森や林の周辺などで「ピイーッ ピイーッ」と 短い声で鳴くそうです。 メスとオスは向かい合う面で… ご依頼のお二人のご要望でした。 加えて、奥様から オスを少し大きめに… これまで私の聞いたことのない『…

No.223 パッカーズの灯り~ランボー・フィールドの空

アメリカのわずか人口10万の町にある ランボー・フィールドをフランチャイズとする NFLのグリーンベイ・パッカーズ。 その大ファンという九州にお住まいの方からの ご依頼でした。 ランボー・フィールドまで数度応援に行かれたそうで、 相当熱烈なファン…

No.222 日本青年館ホールホワイエの「桐の灯り」~「木の灯り」(其の28)

「木の灯り」青年館ホールさ納めたのは、 去年夏だったものなあ。 そのあと、 見たいという声に後押しされだべか、 青年館ホールから追加注文あったもの。 春に、ホールのホワイエにこの「桐の灯り」、 取り付けらえだった。 たいした立派な鉄の枠もこしらえ…

No.221 茶々ちゃんと野の花のミニパネル

朝、目覚めて 出窓の茶々ちゃんに 「おはよう」 陽が昇り 抜けるような青空。 そして 澄んだ空気。 昼下がり。 茶々ちゃんの下に 茶々ちゃん。 いつまで散歩するの? 日が暮れたし… おうち、帰ろうよ。 今日が終わったよ。 茶々ちゃん、 ありがとう。 1ヶ月…

No.218 日本青年館ホール「木の灯り」(其の27)~「桐の灯り」第貳(だいに)

※このたび追加注文で日本青年館ホールにお納めした作品 昨年末、日本青年館ホールから再度のご依頼でした。 “今度は催事入場者のどなたにでもご覧いただけますよ。 ”なんと嬉しいお言葉でしょう。 妻と大喜びしました。 ※2階ホワイエと取付予定の同階階段周…

No.212 玄関のパネル~杉ぼっくりのステンドグラス

雷鳥を見るといいことがあるよ。 職場の仲間4人で登った奥穂高、 仲間の一人が雷鳥を指さし、 そうっと小声で教えてくれました。 険しい山道にぐったりしていた私も、 雷鳥を見て、不思議と元気が出ました。 雷鳥は火難や雷難を防ぐ神の使者とも知りました。…

No.209 春を待つうさぎ

都内に4年ぶりの大雪が舞った。 まだその被害に大騒ぎしている日の朝刊コラムに こんな言葉が紹介された。 雪 いとど深し / 花 いよよ近し このコラムニスト、 いいなあと思った。 雪で毎日悩まされ続けているのに、 少し心が明るくなった。 作者は柳宗悦(…

No.206 「北斎の波のステンドグラス」と組子細工

木片によって組まれた模様の障子の向こうは、 地上に陽光降り注ぐ小春日和の世界です。 それは全くの幾何学模様なのですが、 手作りのなせる技なのでしょうか。 障子に作り手の思いが宿るのでしょうか。 釘も接着剤も使わないでこの連続模様を作ります。 こ…

No.205 ヤマボウシとクレマチス~愛しき子

組み立てる前の平面4面を並べました。 真っ白なヤマボウシと薄紫のクレマチスの花の中に、 妻の作品ではあまり見ない子どものシルエットのピースが2面。 「ほーら、たかいよー」と小さな子を揺らすピースが 目に飛び込んできます。 小さな『ボク』を揺らして…

No.201 北斎富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」

「あのう…これでしょうか…」 今までにはないご依頼内容で… 私も本当に驚きました。 妻への作品制作依頼は北斎の富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」 ご主人の大好きな絵だそうです。 新居は年明けに完成していたのに こちらの都合で伺ったのは夏になってしまいま…

No.200 「木の灯り」(其の25)~「山桜の灯り」 キューバに渡る

この夏キューバに渡った「木の灯り」シリーズ見本作品「山桜の灯り」 今日も暑くなりそうねと交わす人混みをすり抜け、 下北沢駅近くの開店間もない喫茶店に二人で入った。 まだひと気のない店内。私は大学時代のグリー仲間に、 彼が欲しいと言った「木の灯…

No.198 日本青年館の「木の灯り」(其の24)~宝塚歌劇星組公演「阿弖流為」

どんなふうに灯っていたでしょうね。宝塚「阿弖流為」の日本青年館ホールこけら落とし公演。 夢を見たのだろうか。 真夏の夜の夢なのか。 しばし、ご笑覧頂ければ幸いです。 この年になって、宝塚公演を観劇できるとは。 人生、何があるか分からないとはこの…