心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

その他

No.263 妻とグリークラブ

妻が学生時代に作ったポスター。 もう45年も前のもの。 おととい二人で押し入れから探しだした。 あった、あったと二人して感激。 私は授業はサボってもグリーの練習には出た。 そんな学生時代。 後輩の妻も、グリーが大好きだった。 演奏会に妻は必ず聴きに…

No.211 「あとりえ 悠」10周年お礼~田中さん宅訪問 

田中さんは、 妻が今日このようにステンドを作ることを 導いてくださったかけがえのない方です。 昨秋、田中さん宅に、 あとりえ悠10周年報告とお礼に伺いました。 田中さんはお父様から骨董の手ほどきを受け、 国内はもとより外国の美術工芸品も求められ. …

No.208 本年もどうぞよろしくお願いします

迎春 ◇旧年中のご支援に感謝申し上げます◇ (1)日本青年館ホール「木の灯り」 昨年7月、日本青年館ホールに「木の灯り」11作品を お納めさせていただきました。 今考えると、 ご依頼いただいてから、観察調査見学をして制作し、 よく納期までに間に合った…

No.169 サンドブラスト教室作品展

妻がサンドブラストを始めて8年。 ずうっとお世話になってきた教室が この度初めての教室展を開きました。 妻も4点出品し、一昨日搬入。 お近くにご用の方がいらっしゃいましたら お立ち寄り頂ければ幸いです。 9月21日(水)~25日(日)10時~19時 府中グ…

No.155 川越「ローザ・ロッサ」訪問~お礼と打合せ

川越八幡通のブティック「ローザ・ロッサ」を二人で訪ねました。 昨年夏、妻の作品展を行ったお店です。 片道2時間、距離40キロも、 さわやかな好天で、気持ちよいドライブでした。 ローザ・ロッサでは、 長く借りた作品のお詫びとお礼を述べ、 それに2回…

No.141 個展余話~あの小川三知

個展初日の夕刻前、 初老のご婦人が ショーウィンドウの「鷺草のパネル」を 外からのぞいていらっしゃった。 向きや角度を変えながら、 あまりに熱心なのぞき方につられ、 私もギャラリー内から 作品の照明の角度を少し変えて差し上げた。 その光の変化に気…

No.127 残暑お見舞い申し上げます ~カテゴリー作成

残暑お見舞い申し上げます。 「碧生~あお」(2011年) 暑さの厳しくなり始めた頃、 部屋で作業しながら、 あ~、まだ、このくらいなら耐えられる! 私はこんなに我慢強くなったか! 自分を少し誇らしく思った。 後日テレビで、 お年寄りの方は特にお気をつけ…

No.120 ブログ3周年に寄せて

(No.1 星空のドームランプ ~義兄を偲んで ) 2012年5月の連休、息子の手を借り 妻のステンド作品をブログにアップした。 ディスプレイに写真がきれいに映った。 感動だった。 それから3年間が経った。 失敗を重ねたが、多くの励ましもいただいた。 妻も元気…

No.119 続 「檜山路」考 

【制作過程1 お宅を訪ねる】 【制作過程2 周辺を見てまわる】 前回のブログで、妻の作品名「檜山路」について 中西悟堂の歌集「檜山路」の題名から感じたことを述べたところ、 「檜山路」に住まわれているご依頼主様から お便りをいただきました。 一読し…

No.118 『檜山路(ひやまじ)』考

(制作途中の『檜山路の灯り』) 『檜山路』・・・ 良い作品名をいただいたなあ。 しみじみ思う。 屋号檜山路のご依頼主の奥さまが、 こんな歌集が・・・と 中西悟堂著『檜山路』を提示してくださって 妻のステンドグラスの作品名は決定的になった。 ところで、情…

No 98 「サギソウ伝説」と「試し彫り」

(2014.8.23 昭和記念公園にて) サギソウ・・・ どうして植物がこんな姿になるのでしょうか。 不思議でなりません。 浄真寺にある鷺草園には こんな「サギソウ伝説」が書かれています。 今から400年以上も昔、世田谷城主吉良頼康(きらよりやす)には奥沢…

No 91  もう七回忌 「星空のドームランプ~義兄を偲んで」

6月10日に兄(長兄)が亡くなった。 もう6年が経った。 目の前を何やらいろいろ通り過ぎていく中で、 兄のことを時おり強烈に思い出す。 兄のしてきたことを思い出す。 兄のしてくれたことを思い出す 子どもの頃、私の村の小学生は10数人だった。 高校生の兄…

No.81 珈琲棚

このところ、 来客に珈琲を飲んでもらうことが増えた。 カウンターに珈琲用の棚があれば・・・ 「こんなのがあるといいなあ。」 妻にステンドで作ってって、お願いしたら 「模型があるといいんだけど」って。 早速作ってみた。 「あれ、ちょっと違うなあ」 …

No.79  義母の三回忌~クレマチスの灯明

二年前に義母は亡くなくなりました。 妻は昨年、母の戒名を刻んだクレマチスの行灯をつくりました。 母への万感の思いも 月日が供養の祈りに静かに導いてくれたのしょうか。 義母の横には義父の戒名も並んでいます。 灯りを点け、手を合わせると、 義父母二…

No.57 紀の国和歌山~ちょっとした一言から~

不思議と言えば不思議なご縁です。ご依頼主のAさんは眼科医療の専門スタッフです。4年前、妻が眼の検査で「目を使う仕事なので心配で」と答えたら「失礼ですが何のお仕事をされているのですか?」この一言から、ステンドグラスについてのやり取りが始まり…

No.52 鯉のぼり

4月、二人目の孫が生まれました。 男の子です。 妻はもう我慢ができません。 今まではよそのために「鯉のぼり」を4つつくっていますが、 今度は自分の孫。 力が入ります。ガラスにもこだわってアンティーク。 「今日はカットした。見て―」 「おー、かわい…

No.41 保育園の「にんぎょう展」で

娘の友達のお父さんが園長をされている保育園の「にんぎょう展」に 妻の「苺の灯り」を飾ってくれました。 この「にんぎょう展」、案内状に 「世界中のこどもたちが幸せになるように平和を願い、また、男女平等に等しく尊び合い、大事に暮らし会えるように、…

No.38 薔薇のウェルカムボード

初めて製作する結婚式のウェルカムボード。大きな薔薇の花があしらわれたふんわりしたドレス。長いトレーン。そこに丁寧に縫い付けられたパール付アップリケとレース模様…美しいウェディングドレスからイメージしたデザインです。 大切な日に身にまとうドレ…