かすかな割れた線、見えますでしょうか。
あっ、やっぱり、
上部にはっきり、見えますね。
この作品、
完成が近づいていたのに
真っ二つでした。
その後、予定通り絵付けなどを施し、
完成となりました。
10年前の妻なら
ここまで至ったのかあ・・・
割れたときは、
心も真っ二つかと心配しました。
この10年間、
ひたすら良い作品を作りたい、
応援して下さる方々に感謝したい、
ご依頼主に喜んでもらいたい等々
そんな日々の繰り返しが妻を鍛えたのでしょうか・・・
額に納めて完成の時、
私は木ねじの大きさに合った錐を出しただけでしたが、
感慨深い完成となりました。
その後、妻は写真の割れた線を消す作業をしました。
割れなければ、こんな出来具合かと
想像したのでしょう。
割れたこの経験、
これからの作品作りに役立つこともあるでしょう。
そうして、良い経験だったと言うのでしょう・・・ね。
※この作品づくりは過去No163にて紹介いたしました。
(2016.10.13 記)