心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.262 作品展を写真で楽しむ~フォトブック「*あとりえ 悠*第6回作品展」

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この硝子の表情を見て!

作品が息をしているみたい…

長い間ステンドグラスを

プロとして撮ってこられた方の写真に

妻と感心しています。

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第6回作品展の初日、

会場内の作品を撮影して頂きました。

いろいろな制約がある中でしたが、

午後から夜までの間,

全ての作品が写真におさまりました。

 

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10数年前、

1冊の写真集を持った妻のつぶやきを

今でも覚えてています。

いつかこんなのができたらいいなあ…

ステンドグラス作家のずしりと重い立派な装丁の写真集。

今回妻の作ったフォブックは

妻がかつて夢見たような写真集の豪華さはありません。

でも私達には嬉しい一冊。

写真に収まった作品が嬉しそうで…

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祈るように作った妻の作品と、

硝子作品撮影のプロの写真をもとに作られたフォトブック。

ご覧になった方が

作品展の雰囲気と作品の表情を楽しんで頂けたら嬉しいです。

このフォトブックを

もし希望される方がいらしゃるようでしたら

下記にご連絡ください。

shigeo.ichinoseki@gmail.com

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*あとりえ 悠*では以下のフォトブックも作成しています。

1 「*あとりえ*第5回作品展」  

   それまでの国立駅前「ブランコ通り」のギャラリーが

   手狭になったのでコートギャラリーで開催しました。

   作品の展示しやすい立派なギャラリーで

   私たちは感激しました。

 「木の灯り*あとりえ 悠*」

   日本青年館ホール楽屋等 2017  

   妻が春夏秋冬の木々に寄りそい作った「木の灯り」。

   日本青年館ホール楽屋前の12種の「木の灯り」です。

   東京オリンピックで新国立競技場建設となり、

   隣接の日本青年館は新しい場所に誕生。

   新国立競技場がテレビに映る度に

   私は木の灯りを思い出します。

 「吉祥寺パレント2019春」  

   パレントは吉祥寺中道通りにあるブティック。

   6年前から春と冬の年2回のフェア。

   他に「2018の春」「2018冬」もあります。 

 「紀ノ川薔薇文様」

   心に灯るあかり*あとりえ 悠*一ノ関悠子 

   和歌山の方からのご依頼で高野山を訪ねて

   室町時代の薔薇文様に出会いました。

   優れた文様がアンティーク硝子と出会い

   まるで現代に生き返ったようです。

   妻の作品の重要なモチーフです。

 「心に灯るあかり」

   妻のステンドグラス作品紹介のブログより 

   恥ずかしながら私の気まぐれブログの抜粋です。

   妻が体調を壊したときから今まで

   頑張ってこられたのはステンドのお陰。

   支えてくださった方々のお陰。

   感謝の気持ちで作成の小誌。  

   ※フォトブックはいずれも1冊1000円です。

   (2020.1.13 記)

No.261 迎春 2020年~今年もよろしくお願いします

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硝子作品に深い造詣と豊かな撮影経験を有したプロ写真家に

妻の作品展出品作品を撮影していただきました。

写真集代わりのフォトブックを作成中です。

2020年

今年はどんな1年になるのでしょうか

 

新年に抱く期待や不安

いつの間にか

今年はこれとこれをしよう

そんなふうに変わっていると気づいた 

 何十回もの新年を重ねたからだろうか

 

作品展を終えてから

多くの方から様々な言葉をいただきました

過分なお言葉に妻は恐縮しながら

これまで得られた人との関係を大切に

また作品を通して新たに生まれる関係も大切に

作品作りに励もうとしています

私もまたそんな妻の応援が少しでもできればと思います

 

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新春には2年後の作品展の会場を押さえます

これからも

大勢の方々にお世話になることも多いと思います

どうぞよろしくお願いいたします

 

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みな様にとってこの1年が良い年でありますよう

お祈り申し上げます 

 (2020.1.2 記)

No.260 第6回作品展~どうもありがとうございました

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12月5日から10日までの妻の第6回作品展を

無事に終えることができました。

ひとえに応援くださるみな様のお陰と

心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

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一つ一つの作品に妻は作り手として言葉を添えました。

説明の中に作り手の思いもにじんでいるように思いました。

作品と説明のカード双方をじっくりご覧になる方が多く、

妻と私には嬉しい光景でした。

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 ※今回の写真は大島様撮影によるものです。

 大島様、ありがとうございました。

作品展を終えてもう一週間です。

終わってからご来場された方々から何度も

「よかったよ。」「またやってね。」

との嬉しいお声を頂きました。

喜んでもらえた満足感で心いっぱいになります。

その都度妻と嬉しいねと顔を見合わせます。 

もう1回ぐらいできるかなあ…

そんな話をします。

 

一方で申し訳なく反省していることがあります。

作品展によく来られていた方やお世話になっている方なのに

他のご来場の方への対応のため気づかずに

ご挨拶もせず大変失礼をしてしまいました。

申し訳ありませんでした。

どうぞお許しください。

 

終了後家の中に積まれた40数個の段ボール。 

目にしたときよぎる不安。

2年後もまだこんなに膨大な作業ができるだろうか…

搬出入は時間と競争しながら大人6,7人での作業。

会期期間中の運営には常時4,5人でなんとか対応。

それをこなすための細かい妻の準備作業…

 

(2019.12.17 記)

 

No.259 第6回作品展がはじまりました

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大勢のみな様のお陰です。

第6回作品展を開催できました。

ありがとうございます。

本当にありがとうございました。

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(1)ごゆっくりご覧下さい。

   お楽しみ頂けましたら嬉しいです。

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(2)ミュージアムショップのつもりはなかったのですが…

   *あとりえ 悠*関連のものも受付前に並んでいます。

   お気に入りがありましたら手にとってご覧の上

   よろしかったらどうぞお求め下さい。

 

(3)何かお聞きになりたいことがありましたら

   どうぞご遠慮なくお願いします。

   人と人とのやりとりこそ

   作品への新たな出会いと発見に

   つながる… 

   そんな気がします。

   (*あとりえ 悠*関係者は

    ネームプレートを着用)

    

   《開催3日後の追伸》

   と言っていたら

   声が出なくなりました。

   他にもスタッフがいますので、

   遠慮なくどうぞ。

   面目ない!

 

 (2019.12.8 記) 

   

 

No.258 作品展用に4点お借りしました~「北斎の浪のステンドグラス」「檜山路の灯り」「檀の灯り」「碧天の星座」

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北斎の浪のステンド」という考えたこともないご依頼に

妻は困っていましたが、

何度も試し彫りをしながら仕上げました。

作品の裏に回って彫った浪の深さをご覧下さい。

 

妻の作った作品の多くは手元に残っていません。

他のお客様から見たいと求められても

写真を見ていただくだけでした。

「この作品、見てみたい」等

みな様のご要望や関心の高い作品について

それぞれ所有者の方にお願いしたところ

幸いにみな様どなたも快く

「どうぞ」とおっしゃって下さいましたので、

拝借しましてこの度の作品展に展示いたします。

 

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「檜山路の灯り」

旧家の佇まいのお宅を何度も訪ねて

この地と家を大事に守って来られたご夫妻の心にふれながら

作らせていただきました。裏表2面で春夏秋冬。

両サイドにはかわいがってきた愛犬の「もも」と「かんべえ」

 

妻は全く同じ作品は作れるかというと

無理と言います。

型紙におこすわけだから、

素人の私には

できるでしょ、と簡単に思っていましたが、

何年も妻の作品作りを見ていて、

妻の言っている意味が分かってきたような気がします。

私なりの理解ですが

一つの作品が生まれるのは

ご依頼の方の思いとエネルギー、

作る側の思いとエネルギーと技能、

そして材料の硝子。

作品はこれらの総和として生まれる…

いや総和でなく3者の相乗効果なのでしょう。

ご依頼内容が

妻にはステンドに合わないし技能的に無理と思えたものでも

ご依頼者の思いとエネルギーを受けて

作品完成に至ることもあったと思います。

 

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「檀の灯り」檀(まゆみ)ちゃん3歳のお誕生記念のご依頼での制作。
灯りの形は妻が使うお茶碗の形です。                                まゆみちゃんの大好きなテントウムシとブタさんのお人形さんも
まゆみちゃんを照らしています。

 

材料の硝子ですが

これもとても厄介なようです。

妻がよく使用する硝子の大半は

昔と同じように吹いて作る手作り硝子です。

型番が同じで見た目も同じように見えても

実は厚さは場所によって異なります。

厚さが違うと光を通したときの色合いが微妙に違います。

同じ型番の硝子を使っても

作品から受ける印象まで全く同じと言うわけには

いかないこともあります。

同じように見える双子の方々には

全く違う個性があるのと同じかも知れません。

硝子も生き物なのですね。

 

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「碧天の星座」ご主人をなくされた方のご依頼です。
「星のドーム」をご覧になった方が、我が家に来られて硝子選びもされました。

明るい色でとのお願いでしたが、

この明るい色が作品の雰囲気を決定づけたように思います。

 

実は妻の作品に使用されている硝子の中には

もう生産されていないので手に入らないものが

数多くあります。

近年欧米の大手老舗硝子メーカーの廃番措置や生産中止が

続いているからです。

アンティーク硝子の良さがもっと人々に認められて、

需要が高まるといいのですが…

 

(2019.12.4 記)

No.257 宮沢賢治「星めぐりの歌」瞬き(またたき)

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♪あかいめだまの さそり

  ひろげたわしの つばさ…♪

妻の唇からメロディーがもれた

私の知らない歌

宮沢賢治の世界

妻は7年前の早朝保育のお手伝いのときにこの歌を知り

いつかこの作品を作り

園の方や園児さんにも観ていただける日を夢見てきた

 

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星めぐりの歌」をいつか作るためにと

妻が大切に保管していた透明の青い被せ硝子

手前と奥それぞれの星座を溶け合わせ

一つの宇宙にしてくれた

 

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サソリは

宮沢賢治の世界では特別な存在なのだろうか

銀河鉄道の夜」の車中で女の子がジョバンニに語る…

他の生き物を食べてきたサソリが

イタチに食べられそうになって必死に逃げた

井戸に落ちて死にそうな間際

自分の身体をイタチにくれてやれば

イタチも一日命を永らえただろうに

この身体をくれてやれば良かった

神さま

この次にはみんなのまことの幸せのために

私のからだをおつかいください

そう祈ったサソリの身体は

まっ赤な美しい火になって

闇夜をてらすようになった

 

♫  あかいめだまの さそり
  ひろげたわしの つばさ
  あをいめだまの 小いぬ
  ひかりのへびの とぐろ

  オリオンは高く うたひ
  つゆとしもとを おとす
  アンドロメダの くもは
  さかなのくちの かたち

  大ぐまのあしを きたに
  五つのばした  ところ
  小熊のひたいの うへは
  そらのめぐりの めあて ♬
     (宮沢賢治 作詞)

 

妻の思いのつまった作品

星めぐりの歌」瞬き

12月5日からの一ノ関悠子第6回作品展に出品します

ご都合つきましたらお越しくださいまして

ご覧頂ければ嬉しく思います

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前回の第5回一ノ関悠子個展会場(大島様撮影)

(2019.11.28 記)

No.256 モリスのささやき

 

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W.モリスは19世紀の詩人にしてデザイナー

そのデザインは今でも斬新

100年以上前の氏の作品を今も愛好する者は多い

妻が我が家の来客用として選んだ珈琲カップ

W.モリスのデザイン

 

この度の即位の礼のお祝いに

妻は自分なりの記念の灯りを作りたく

作品のモチーフに選んだのは

W.モリスのQeen Anne と名付けられた

壁紙のデザイン

 

できた灯りが

これ

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華麗なモリスもいいが

一人静かに

灯りをやや落とし

モリスのささやきに

身をひたすなんてのもいい

 

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このランプ

とても珍しい調光器付きのベースゆえ

片手で簡単に明るさが変えられる

 

面白くてついいじってしまうので

ほどほどに

(最後の2行は体験者として)

(2019.11.23 記)