心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.40 2010年 白樺作品展の思い出

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 人々がステンドグラスを

もっと身近のものとして楽しむようになってくれれば・・・

ガラスのぬくもりをからだで感じていただければ・・・

毎日の生活の中で手作りの良さを感じていただけたら・・・

そんな願いから、

妻はこの年の白樺作品展用に30人の「天使」をつくりました。

 

天使の型紙は、

米国のDimensions of X'mas by Teny Nudsonによるものですが、

つくり始めると妻はイメージがふくらんで、

ひとり一人名前を付けたり、持たせるものを工夫したりして夢中でした。

 

小さいものは眼も肩も疲れると言いながらやっているので、

あまり根をつめても、と、妻と温泉にいきました。

でもやっぱりと言うべきか、30人の天使も温泉にはご一緒でした。

そして、妻は夜なべして天使たちをモビールにしていました。

 

疲れがとれたかどうかは分かりません。

妻は「ありがとう。お蔭で見通しが立ちました」と言ってくれました。

結局妻には作業の進行がなににも勝るクスリだったようです。

 

 

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白樺店内の壁面展示はキルト作品のグループでした。

妻は、季節の野の花やうさぎをモチーフにした灯りを23点、

天使やキャンドルホルダーなどクリスマスの小物45点を出展しました。

 

この時遠くから作品を見に来られた方もいらっしゃいましたが、

妻は本当に申し訳ないと言っていました。

またこちらも一言足りなかったと反省しています。

ここ白樺は食事やコーヒーを楽しむ場です。

コーヒーを一杯飲みに行こう、

ついでにステンドがあるらしいからちょっと見ておこう。

その旨を来られそうな方には予めお伝えすべきでした。

 

妻の作品展は12月に個展として開催します。

その際たくさんの作品をじっくりご覧にいただけたらと思います。

秋になりましたら個展のご案内をします。

 

最後に私の好きな「空からのゆらゆらきらきら天使」を紹介します。

(No.31でアップ)

http://you3113.hatenablog.jp/entry/2012/12/05/011036

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 (2013.2.22 記)