心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.216 森のかたらい 

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春は まだかな。

雪に てんてんと続く うさぎの足あとの

その先は きっと 春だよ。

 

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オコジョも 焦がれる 春だよ。 

節分草が 真っ先に 顔出すよ。

 

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シマエナガも 

イチゲ咲く 春を 想って

ちょろちょろしてるよ。

 

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春 

春…

春を 呼び合う 森の 語らいは

ふぉっと  こころ あったまるよ。

 

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もうすぐ

春だねえ。

 

(2018.4.5 記)

追伸

このところ、妻の作品完成が続いて、

ブログが追いついていません。

この作品は「森の三月」として、

この3月に完成した作品ですが、

「森のかたらい」として紹介させていただきました。

 

私はこの作品を見て「雪うさぎ」を思い出しました。

「雪うさぎ」は10年程前からの妻の人気の作品です。

大きめの「雪うさぎ」をご依頼される方のお話を伺って、

当時、どうして、

ご主人を亡くした方やお嬢さんを亡くした方からの

ご依頼が続くのかと、不思議に思いました。

たまたまなのでしょうが、

雪に足跡の残すうさぎの後ろ姿に、

なくなった方の何かを感じるのかなと

思うこともありました。

今度の作品は、正面はその「雪うさぎ」ですが、

オコジョもシマエナガもいる森になりました。

深い森で、生きものたちの静かに語り合う世界を想像し、

私はなぜか嬉しくなりました。

生き合うものたちの世界です。

そして「森のかたらい」としました。

冷たい雪に被われた森の中、

生きものたちの語らいに

ほっとぬくもりは増すのでしょう。

生き合うものたちのぬくもりです。