心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.155 川越「ローザ・ロッサ」訪問~お礼と打合せ

 

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川越八幡通のブティック「ローザ・ロッサ」を二人で訪ねました。

昨年夏、妻の作品展を行ったお店です。

 

片道2時間、距離40キロも、

さわやかな好天で、気持ちよいドライブでした。

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ローザ・ロッサでは、

長く借りた作品のお詫びとお礼を述べ、

それに2回目の作品展時期の打合せをしました。

昨年の作品展は暑かったので、

今年は11月としました。

作品を直接見ていただける機会があることは、

本当にありがたい、幸せなことです。

このところ、忙しくなることばかり増えているようですが、 

お声かけをしていただいた時はその気持ちをありがたく頂戴し、

心を込め、一生懸命返作品で返していくだけなのかなあ・・・

妻の様子を見ていてそう思います。

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(2016.5.3 記)

No.154 とお(10)の木のあかり~その3「観察&試作」

「とおの木」は妻がご依頼受けた伝統ある演奏会ホールに

納める10作品の灯りに指定された樹木。

桂、桐、栗、欅、山桜、杉、栃、小楢、朴、赤松の10種。

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 (「山桜」の試作 2016年4月)

 

街路樹の育った葉

ハートだ!

これも桂の木!

 

「とおの木」のうちの多くが我が家の近くにも

生えていると妻は言います。

何しろ2月から「とおの木」のいろいろなことを知りたいと

集めた図鑑や木に関する本を繰り返し読み、

カメラ、メモ帳、スケッチブックを携えて出歩いています。

デザインが決まるまでは続くでしょうね。

 

「とおの木」の冬芽から青葉に至るまでの様子を

妻は自分で撮った写真から整理しました。

ご覧ください。

 

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 妻は近所、市内、市外の中からとおの木を見つけ、

それぞれ観察用の木を特定しました。

私は参加する時間的余裕も気持ちもなく

「気をつけて」「無理しないで」コール。

遠い所に3,4回車を出しただけ。

10カ所も繰り返し通い続けるその行動に

行かないことに決めておいて良かったと

しみじみ思います。

 

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ここにまとめたものを載せましたが、

観察者の妻の感動がまるでありませんね。

よろしかったら、妻のつぶやきのまとめ”togetter”をご覧ください。

 

http://togetter.com/li/964200

『10の木の灯り~その1』あとりえ  悠

「 2017年の春に向けて制作する灯りは木がモチーフです。10種類の木材を使ったお部屋の扉横につける灯りを制作するための準備です。灯りの制作に向けての日々のツイートや冬の木の観察から春の芽吹きまでと試作の灯り制作途中までをまとめました。」
 

「10の木の灯りには花や実、葉、樹皮、木材の感じや繋がる生き物等々などをモチーフとして入れたいと考えています。 塗装のこともあり実際に木材の色と合わせるのは難しいと思われますが扉に使われる木材の色に似た色を灯りにも入れたいなぁと今は思っています。 」

 

(2016.4.27 記)

 

 

No.153 吉祥寺Paleんtte(パレント)~春のフェア前日

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前日の22日は朝から妻と作品搬入の準備。

 

窓を開けたら、

すぐ近くの林からウグイスの鳴き声。

 

このウグイスも春先は、“ホー、ホケホケホケー”

おやおや今年も、新人さんがデビューしたんだね-。

などと思っていたら、

もう“ホーホケキョ”です。

ウグイスの親戚でもないのに、

鳴き方に安堵したりするものです。

 

そんなウグイスの声を背に準備。

3時には車に作品を積み込み、

吉祥寺パレントに向かいました。

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店長さんの

“ここもどうぞ。”

“こちらも使ってください。”

のお言葉に甘えて飾っているうちに、

婦人服のブティックは

妻のステンドの作品で一杯になってしまいました。

申し訳ないような、でもありがたいような・・・

4時間で作品展示を完了。

 

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今回のフェアには、

個展以降制作の作品でブログで紹介されてない作品が

何点かありますので紹介します。

 

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『春を待つうさぎのランプ』

 

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 『節分草と東一華の灯り~青』

 

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『蓮のアロマランプ』

 

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『赤い金魚のアロマランプ2016』

 

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キャンドルホルダー~きつね・金魚』

 

(2016.4.22 記)

No.152 “きつね”の初作品~ミニパネル

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「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする。」

と言って、濡れて牡丹色になった両手を母さん狐の前にさしだしました。

母さん狐は、その手に、はーっと息をふっかけて、

ぬくとい母さんの手でやんわりと包んでやりながら、

「もうすぐ暖かくなるよ。・・・」

※「手ぶくろを買いに」新見南吉作 より

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これまでうさぎやリスなどを作品のモチーフに入れてきましたが

作品をよく見てくださる方がきつねを大好きと知って

きつねの作品を約束したそうです。

 

妻が作品づくりのために集めた絵本の一部です。

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きつねの出てくる有名な絵本は多いですね。

そして、子ぎつねがかわいい!

 

 

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今回は

ブラストした後に絵付けをちょっぴり施して仕上げました。

こんなふうに趣きが変わるんですね。

 

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               (作品サイズ12.3cm×16.5cm)

夕日を受けてもまた趣きが変わります。

硝子の特性でしょうか。

1枚1枚の手作り硝子そのものが芸術作品と言われます。

 

23日(土)24日の吉祥寺paleんtte(パレント)さんに出品します。

※参照http://bit.ly/1TWZzUc

 

 (2016.4.20 記)

 

 

No.151 福寿草の灯り

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昨年の個展用につくった福寿草

福寿草の大好きな方が大事そうに抱え

持ち帰られました。

少しさみしくなって、

同じ福寿草のモチーフで作品をつくりました。

作品は

4月23・24日のpaleんtteに出品します。

(上記の詳細はhttp://bit.ly/1TWZzUc

 

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完成したのは

ちょうど桜の頃。

出窓に置いたら

春を告げる福寿草

春爛漫の桜が包むようでした。

 

写真撮影はこのところもっぱら妻。

年度末年度初めで何かと私に時間の余裕なく

妻に頼りきりです。

 

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こちらは個展出展の「福寿草のアロマランプ~雪」

(上記作品の詳しくはhttp://bit.ly/1VuAFgp

(2016.4.16 記)

No.150 とお(10)の木のあかり~その2「檜山路にて」

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とても美味しくいただきました。「檜山路の灯り」宅にて(2月末)

 

ご依頼の演奏会ホール楽屋の木のあかり10種は

桂、桐、栗、欅、山桜、杉、栃、小楢、朴、赤松。

木について教えていただきたく、

山林を所有される檜山路のお宅にお邪魔しました。

 

 

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お宅の庭、裏山、山林をご案内いただきました。

 

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おかげで

10(とお)の木のほとんどを見ることができました。

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しかも、それぞれの木を

輪切りにして用意してくださっていたので、

木の種類ごとの木肌の違いを知ることができました。

 

何から何までのお心遣いに

妻と感激して檜山路を後にしました。

 

私には、こういう方々のお気持ちが

妻のつくる作品にしみ込んでいくように思えるのです。

また、作品づくりのエネルギーになっていると思えます。

(2016.4.9 記)

 

 

 

No.149 吉祥寺Paleんtte~春のフェア

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4月23日(土)と24日(日)の両日とも

妻もお店でステンドグラスの説明を致します。

よろしかったらお越しくださいませ。

 

吉祥寺の『パレント』さんでの春のフェアも今年で4回目。

クリスマスフェアを入れると通算7回目です。

ブティックでの作品展は

昨年は川越の『ローザ・ロッサ』でも開催。

 

 

ブティックで作品展とは

それまで全く思い付きませんでした。

それを導いたのは1個のキャンドルホルダー

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※この画像とは色が少し違う作品です

こんなかわいらしい作品1個が、

それまで知らなかった大勢の人と妻の作品とを

引き合わせてくれました。

作品1個で凄いと思いますが、

怖い世界にもみえます。

 

詳しいいきさつは、本拙ブログ

「No48*あとりえ 悠*フェア~吉祥寺Paleんtte」を

ご覧ください。

http://bit.ly/25CnU6p

 

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年度初めのお忙しい時期です。

ご自愛くださいませ。

 

(2016.4.2 記)