桜前線北上。
北国からの桜の便りに、
妻と見た桜がなつかしく思い出されます。
9年前の4月19日、
仕事の合間をぬって私の田舎に帰省する途中、
角館で桜を見ることができました。
※妻が撮った9年前の写真
例年より10日以上早い桜開花でした。
前々から角館の桜を見たいと言っていた妻は
感激もひとしお。
地元は桜祭りの準備に大わらわでしたが、
武家屋敷前の桜、土手の桜、夜桜などを
ゆっくり、充分過ぎるくらいに見てまわりした。
妻は、桜をモチーフにして
大きな作品を作ろうとしていた頃でした。
このときの桜が、
作品のイメージを大きくふくらませたと
妻は言います。
※「花影」(2008年)
作品詳細のブログ http://bit.ly/1J6Lkax
また今回の「木の灯り」シリーズの作品は、
桜の木の皮で作る秋田の樺細工(桜皮細工)の
イメージが表現されています。
秋田では昔からどこのご家庭でも、
茶筒やお盆は樺細工のものが使用されていました。
いかにも職人が作る感じに心惹かれ、
30年程前に二人で角館の樺細工工房にお邪魔して
職人の方に作る様子を恐る恐る見せて頂いたことも
ありました。
私には、妻と訪れた角館の詰まった作品です。
(2017.4.29 記)