寒さの残る雑木林に雪のように群生する可憐な節分草(セツブンソウ)。
初めて見てその可愛さの虜になりました。
同じ場所にこれもまた可愛い東一華(アズマイチゲ)という花が咲きます。
大好きなこの早春の二つの花をモチーフにしてこれ迄に、
キャンドルホルダー、ランプ、オーナメント、万華鏡などを色違いでたくさんつくってきました。
この作品は3月開催の白樺作品展「春に咲く」に出したいと思っていたのですが、間に合いませんでした。何とかPaleんtteさんのフェアの三日前に仕上げました。
Paleんtteさんでは、この作品に眼をとめてくださる人が多くて驚きました。
中には節分草と東一華の両方が大好きという方もいらっしゃって嬉しくなりました。
ピンクに見えているガラスはヤカゲニー社(米国)製のネオジウムガラスです。灯りを消すとグレーがかったブルーになります。太陽光ではラベンダー色にとその変化に驚く魅力的なガラスです。
ステンドグラス*あとりえ 悠* (2013.04)
「節分草と東一華」
妻の大好きな節分草と東一華。
写真を見て盛んに妻は「可愛いでしょう。」「いいでしょう。」
確かに早春の里山にこの花が咲いていたら・・・
節分草(セツブンソウ)
東一華(アズマイチゲ)
「Paleんtteさんでの*あとりえ 悠*フェアを終えて」
店舗での展示販売はあとりえ悠の初めての経験でした。学ぶことも多く、いい経験になりました。
特に競争の激しい吉祥寺で十数年ブティックを営んできた店主さんにはいろいろ教わりました。作品・商品を何よりも大事にし、そしてお客様にその良さをお伝えし、喜んでお買い上げいただくという商いの精神です。今回、パーツをたくさん用意してお選びいただくということもこの精神の表れと思いました。
このことは商いだけでなく人と人とが深く豊かに関わることに繋がっているように思います。妻の作品づくりにも共通するように思います。
フェアは終わりましたが、今後も店主さんとお付き合いをさせていただくことになり、「白いドレスのランプ」他数点を展示販売用におかせていただきました。
二日間でしたが、大勢の方がお越しくださいましたことに心より感謝申し上げます。帰り道、「やって良かった」と妻がしみじみと呟きました。
(2013.4.29 記)