年明けに妻の知人とそのお友だちが我が家に訪ねて来られました。
そのお友だちは、ガラスの割れたランプベースを生かして
何か作ってほしいとのことでした。
ご要望を伺ってつくられたのがこの「睦月六花の灯り」です。
「睦月」には、互いに訪問し仲睦まじくの意味もあるそうで、
できあがるまでの過程と願いも込めた作品名です。
妻がご依頼者宅に作品を届け、灯りを点けたら、
“大正ロマンのよう”ととても気に入って喜んでくださったようです。
妻には喜びの瞬間です。
この喜びがあるからまた妻はステンドグラスづくりに立ち向かえるのだと思います。
ものを創りだすには、産みの苦しみが伴います。
しんどいことです。
あまりにつらくなったら、
すべて停止して、一休みもありかなと思うこともあります。
ところで、「星の王子様」に
“かんじんなことは見えないんだよ”という言葉があります。
“人間が生きていくうえで一番核心にあるものは、
目に見えないもの、数値化できないもの、言葉になりにくいものが多い。”
今の世の中、すべてその通りとは思えませんが、
こういう言葉にふれると、妻のステンドグラスをつくる意味をあらためて考えます。
そして、このままもう少し応援していこうと思うのです。
≪10年ぶりのアクセサリーづくり≫
かわいいピアス・イヤリング。
色鮮やかなペンダント。
妻がお世話になっている保育園の新規開園支援バザー用につくりました。
10年ぶりだったようです。
専門に作っている人もいるのに、こんなの恥ずかしいと言いながら、
作ってみて、気に入ったのでしょう。
一つ、早速首にさげていました。
まあ、うまくできたってことかな。
(2014.2.24記)