顔?「冬の木の芽」です。(かがくのとも絵本)
10種類の日本の木で作られた楽屋のドア横に
それぞれ10のステンドグラスの灯りをつくって欲しい。
自らもチェロを奏で合奏を楽しまれるホール代表からの
妻へのご依頼でした。
内外のアーティストに
日本の文化を味わい、その良さを持ち帰って頂けたら、
そんなお気持ちをにじませたご要望に
妻と私は感激しました。
ホール竣工は来年初夏。
それに間に合うように、
桂、桐、栗、欅、山桜、杉、栃、小楢、朴、赤松の
10種の木のドアそれぞれにあう10のあかりを
納めることになります。
妻は今までにない仕事に
昂奮とプレッシャーを覚えながらも、
時間を経るとともに
いつもご依頼を受けた時のように
動き始めました。
以下は妻のツイートです。
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自分では記憶にない3枚の付箋が付いていた。
そのページを開いたらこんな写真が載っていた。
この後にうさぎの作品を作り始めた時の『雪うさぎ&リス』の
イメージはここから来たのかも知れません。
『森の本』、改めて読もう。
どのページにも生命の息吹があふれていた。
木々の美しい緑や秋の彩や雪の中から芽吹く
花木の芽や可憐な野草など...
大きな癒しと力をもらっていたことを思い出した。
森に癒されながら、
人は自然の一部として生かされていて
悩みなんてとるに足らないことなんだなあと感じて
幸せな気持ちになった。
その時の森を突然思い出した。
木のあかりはその時の気持ちを忘れないで作りたいなぁ。
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妻の作品を納めることになったホールは
都内でも伝統と実績を誇るところで、
宝塚の東京公演会場としても有名とのことです。
この『木のあかり』づくりはこれから1年以上も続きます。
時おり、このブログでその様子をお知らせします。
妻はどんなものをつくるのか、
私もわくわくです。
(2016.2.29 記)