妻は12年ぶりにティファニーランプをつくった。
日本青年館ホールの『とお(10)の木の灯り』の
デザインと制作が迫る中で
今一度ティファニーランプを作っておきたかったようで・・・
私には驚きだった。
妻の作品を初めて見られた方から寄せられる感想には、
「こんなステンドグラスは初めて見た!」との声が多い。
妻は私たち日本人の求める心象や日本の家屋にあった
作品づくりをしているうちに結果的に
ティファニーランプから大きく離れた。
一方で、
ティファニーランプは本当に良くできていてすごい、
世界のステンドグラスの歴史をティファニー氏が変えた、
と妻はよく言う。
妻は、
デザイン、カット、テープの幅、ハンダ、作業時間など
制作過程でいろいろなことが気になったようだ。
それが、『とお(10)の木の灯り』づくりの準備なのだろう。
椿をモチーフにデザイン、型紙作りをし、
作品制作に夢中になる妻の様子を見ていて、
ティファニーには
聖地に向かう信徒の気分にさせるものが
あるのかも知れないなあと
私は勝手に想像した。
※妻が過去に作成したティファニーランプです。
よろしかったらご覧ください。
(2016.7.10 記)