※今回の作品について
2016年夏制作 『金魚のシリーズ』
吉祥寺のブティック『Paleんtte』さんに納品
この春から妻は工房で教え始めた。
昨年末の第4回個展あたりから、
もうそろそろ受けることを考えていたらしい。
それにしても急な展開で、
教える人も決まったと後から聞いて驚いた。
妻が個展を開いて作品発表するようになってから、
教わりたい、教えて欲しいという声が
寄せられるようになった。
妻の作風を気に入る方々からの声なのだろう。
その都度、妻は
“今はまだ”
“そのうちに”
としか答えてこなかった。
私も、
作品を作る事と人に教える事の両立は大変だから、
作品を作っている今は作品作り中心が良いと言ってきた。
またこのところ妻の作品を求めてくださる方が増え
作品作りが益々忙しくなっているので、
私は当分無理だろうと考えていた。
ところで、
妻は、最初に教わった先生から
作品を作るための技術を教わったと感謝している。
そして、ステンドを教わるということは、
自分の作りたいものを自分で作れるようになることだ
と言う。
この言葉が、
人から依頼されて作品を作る生活になって
重く響くようだ。
お金をいただいて作品を納めるのに、
もっと良い作品を作る事ができるのではないかという
気持ちがいつも働いているからだと思う。
ブラストや絵付けが必要なら習って身につける!
教わってないからできないというふうには
したくないのだろう。
事実絵付けを習いに5年間都心に通うことになった。
この言葉、
教わりたい人に教えることになって
さらに重く響いているだろう。
この教室での活動を通して、
妻のガラスへの思いや
制作者の思いを込めたオリジナルの作品作りが
次代にも引き継がれ
ステンドグラスを楽しむ人々が
増えてくれればと思う。
そう願わずにはいられない。
さて、どんな教室になっていくのだろう?
ステングラス*あとりえ悠*に
新しいページが加わることになった。
教室の様子を
たまにこのブログでも紹介したいと思う。
『ごくたまに』かもしれないが、
紹介したいと思う。
(2016.7.17 記)