心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.284 「一ノ関悠子第7回ステンドグラス作品展」のご案内

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「一ノ関悠子第7回ステンドグラス作品展」

コートギャラリー・国立にて

12月2日(木)より7日(火)まで開催いたします。

時間は11時より18時まで。(最終日は15時)

ご都合がよろしいようでしたら

お越しくださいますようご案内申し上げます。

アクセスは以下のサイトでご覧ください。

コート・ギャラリー国立 (courtgallery-k.com)

 

 

コロナ禍のなか、

ステンドグラスをじっくり作ってみたいと

思われたのか

妻のもとに通う方が

口コミであっという間に10名になりました。

 

ステンド作りに没頭する心地よさを

味わっているように私には見えます。

コロナコロナと言われる日常生活の中で

自分に向き合い自分を取り戻す営みなのかも

しれません。

コロナ禍の中でも、

人間にとってステンドグラスは

見て楽しめる、作っても楽しめる

人間の生みだした奥深い遺産のように見えます。

 

人間の遺産というべきステンドグラスを

どこまで奥深く妻の作品が表現できているか、

私には分かりませんが、

ただひたすら一生懸命作ってきたことだけは

間違いないように思います。

 

それらの作品を

よろしかったらご覧いただければ幸いです。

 

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第6回作品展での会場入り口フロア

 

私は2年前、

妻の第6回作品展を終えてすぐに

次の7回目の会場予約をしました。

その直後からです。

ダイヤモンド・プリンセス号のことが連日報道され、

私たちの日常はコロナコロナの日々になりました。

 

経験のない不安と恐怖を

いつでもどこでも感じる日々が続きました。

勤務先は100人ほどの子どもたちを預かる職場。

感染はどこでどう起こるのか…

絶対に大丈夫というものはないコロナの恐怖。

 

ふれあいの中に

子どもたちの喜びと成長があると思っていた私が

3密回避を説く立場となりました。

子どもたちの生活も私の生活も、

すべてが変わりました。

この現代において

大勢の人が入院できず、

自宅で次々亡くなるなんて…

 

第7回作品展を予約した2年前には

想像もできなかった押しつぶされそうな圧迫感。

ブログを書こうと思う気持ちも萎えました。

 

感染拡大の第5波が、

予想外の急激な減少を見せたところで

今回の第7回作品展のご案内です。

減少してこのまま終わるとも思えませんが、

ご案内のできたことをまず嬉しく思います。

 

コロナでは多くの方が亡くなられました。

知合いの方がお友達の話をされました。

「症状は軽かったけど、後遺症で今だに歩行も大変なの…」

コロナは今も私たちと一緒にいるのです。

そんな中での第7回ステンドグラス作品展でもあります。

 

妻の作品展があって…

あったから前に進むこともできる…

妻も言っていました。

「生徒さんがいる。私もやろうっていう気になれるの。」

人はつながりの中で

少し前に進めるようです。

 

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第5回作品展会場の様子

 

 

 

 

過去に作った妻の作品3点も

お借りして特別展示します。

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「檜山路の灯り」2015年制作 (古山様より)

 

 

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北斎の浪のパネル 2017年制作 (大島様より)

 

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妙高高原のペンション ボンネイジュ」 2021年制作 

(オーナーご家族様より)

 

(2021.11.10 記)