「木の灯り」11作品をおさめたのは7月。
その後オープンした日本青年館ホールから、
バックヤードツアー開催のお知らせをいただき、
妻と喜び合いました。
「木の灯り」制作途中で、
あとりえ悠作品を今まで熱心にご覧くださる方から
「今度青年館ホールで拝見しますね。」と言われると
その都度「すみません、楽屋に設置なのでね…」
「ホールの出演者とか関係者しか見られないんですよ。」
そう答えてきました。
今回は出演者関係者以外の方も見ることのできる
ありがたい企画。
本当に感謝しています。
楽屋や舞台袖などいろいろ見られるバックヤードツアー。
私も今から心わくわくです。
参加の場合は、
当日の「岡元敦司&北嶋信也ジョイントリサイタル」の
チケットが必要ですのでご注意ください。
なお、当日のバックヤードツアーは
日本青年館エントランス階段下に12時50分までに
お集まりいただいた方の先着100名様となっています。
開演前ですので出演者や関係者の緊張している時間でしょう。
時間を守り、その緊張感も少しもらいながら見学できたら
最高ですね。
ツアー時間は13時から45分間。
そしてそのあとホールは14時開場、14時30分開演。
バリトンとテノールを楽しみたいと思います。
興味のある方は下記を参照ください。
この日の演奏会は、日本青年館ホールが
今後の活躍が期待される優れた芸術家に発表の場を提供する
芸術家支援事業としての開催とのことです。
海外で活躍する芸術家も増でえてきている日本ですが、
まだまだ芸術家として生きていく環境の厳しさは
相変わらずでしょう。
この意義ある事業が発展していくことを願っています。
ところで、まったくの偶然なのですが…
10年近く前、ある若者と面談したとき、
この若者にこそ,音楽教師として子どもたちの前に立って欲しい、
そう思いました。
人間にとって音楽とは? 子どもの成長と音楽は?
彼は若い人には珍しく自分の言葉できちんと話されました。
それまでの長い留学や音楽家を目指しての
様々な生活からの言葉でした。
実はこの若者が留学で苦楽を共にした友こそ、
この日登場するバリトン歌手岡元さんだと
先日偶然に知りました。
何重にもつながる人のつながりを通して知りました。
わかりにくいのですが、こんなつながり。
妻の30年来のママ友のお嬢さん(息子の幼馴染み)の
ご主人=若者、若者の留学時代の友=今回のバリトン歌手
ん~、やっぱりわかりにくいですね。
人のつながりはあやうく不確かでもあります。
一つの情報が
このつながりを伝わり続けて生まれた偶然でしょうね。
お陰で、
私はあの日の若者とその後の活躍を懐かしく思い出し、
またその友の演奏が聴けることの喜びでいっぱいです。
うれしい偶然に感謝です。
(2017.10.16 記)