まゆみちゃんが 生まれ、
この子が3さいになったらこの子の灯りを。
そうお願いされ…
もう、まゆみちゃんは、3さい。
お約束の「檀(まゆみ)の灯り」ができました。
お披露目とお渡しに、
お母さんとお兄ちゃんとまゆみちゃんが、
訪ねてこられました。
まゆみちゃんの名前は木の檀(まゆみ)からとのこと。
かわいい花や実をつけます。
そこに、
まゆみちゃんの
お気に入りのぬいぐるみのブタさんも
いっしょに灯りの中。
まゆみちゃんのお兄ちゃんの描いた
かわいいブタさんが
硝子彫刻されました。
灯りの右上に
小さなテントウムシ2ひき。
見えますでしょうか。
まゆみちゃんの好きなテントウムシです。
七宝窯で、
硝子を何度も焼いて作りました。
試作を重ねていたら、
あらら、
あふれてしまいました。
翌日の
まゆみちゃんの
お母さんからの言葉です。
『昨日のステンドグラスのお披露目は、
私にとっては
何だか出産にも近い喜びがあり、
今もその大切な瞬間を思い、
今もあたたかく、
幸せが続いています。 …
家族の幸せを噛み締めることのできた
大事なステンドグラスとなりました。…』
妻には身に余る言葉です。
こちらこそ作らせていただきまして
ありがとうございました。
(2018.8.19 記)
追伸
私には忘れられない出来事です。
妻の作って出したババロアを
どうしても食べようとしないまゆみちゃんに、
お兄ちゃんが美味しそうに食べ、
まゆみちゃんのお口にも一さじ。
お兄ちゃん、ニコ。
まゆみちゃんもニコッ
そして、美味しそうに食べるまゆみちゃん。
ほんのちょっとした出来事。
私には忘れられない出来事。
こんなこと、あるんですね。