ゆらゆらするモビールが作りたくて天使を大勢作りました。
アメリカにはガラスの天使ばかりを作っている作家さんがいらして、その方の本から型紙を拝借しました。(Dimensions of X'mas by Teny Nudson)
それはソフトケイムで包んでハンダでぽちっと止める作り方でたいへんすっきりとしたできばえになりますが、ケイムが手に入らなかったのでルーター→テープ巻き→ハンダ作業で作りました。
昨年までは一人を作るのに時間がかかっていましたが、パーツごとに大量に作ると、組み上げるのもだんだん上手になって加速していくのがうれしくてたまらなくなりました。光輪?(頭の輪っか)も同じ大きさでまぁるく作れるようになりました。
持たせるものはチャームや古いアクセサリーをばらしてつけました。
仕上げはブラックパティーナでなくてハンダのままのシルバーはマニュキアで、他はアンティークゴールドや銅色で仕上げました。
雪の天使、青い天使、桃色天使、幸せの天使とか命名しました。
一人でダイヤモンドの切り子入りベベルスにぶら下がっているのはローズクォーツのクロスを持った愛の天使と顔にオパールセントのカットジュエルを使った雪の天使です。
どの子もゆらゆらきらきらします。
最後は、ローズカットのローズクオーツのチャームを持った薔薇の天使です。
「ゆらゆら天使のモビールとオーナメント」
写真&文(2010) ステンドグラス*あとりえ 悠*
「愛してもらえるステンドを」
2年前のクリスマスの頃、喫茶店から作品展の話をいただきました。その時に妻がクリスマスの小物作品としてつくったものです。とてもかわいいので欲しがる人もいると思い、私は多めにつくることを勧めました。そして、「求めやすい価格にして、ステンドは高価と思っている人にも身近にステンドをおいて楽しんでもらえるといいね。そのために細部まで本物のステンドとして感じてもらえる作品でないとね。」等と自分ではつくらないので勝手なことを言いました。
妻は、小さなたくさんの部品を目の前に並べ、肩がパンパンとか言いながらも、細かなところにも一生懸命ハンダをつけていました。そして、「小さいから余計時間がかかるのよね」とも言っていました。この時、30個ほどつくりました。
1年後の昨年の個展でも70個ほどつくりました。
ステンドって良いね、と思ってくれる人が増えたら私達にとってこんなに嬉しいことはありません。
2012.12.5 記