東日本大震災で壊れずに残ったガラスのベースに
ステンドのシェードをと1年前に頼まれてつくりました。
その作品を写真で見たパレントの店長さんから、
ガラスのベースでつくった作品をぜひ見たいとの要望を受け、
この作品をつくりました。
この作品をつくるために、
妻は、ガラスの花瓶をネットオークションで探し、何点も集めました。
集めては手に取って、色具合、いつの時代の、どこの工房で制作されたのか
など、興味が湧きあがり・・・
あ~、もうこんなに集めちゃったんですね。
ステンドに合うベースを探すのはなかなか大変です。
妻のつくるステンド作品を見ていて最近思うのですが、
妻の作品づくりが緻密さと主張を強めるほど
選ぶベースの難しさを感じます。
ステンド作品はベースも作品の一部。
作品の主張したい方向とベースの主張が違うと私は違和感を覚えます。
違和感が面白いという捉え方もあるでしょうが、面白さは一時です。
私は観る者が静かに永く何かを感じ続けられる作品がいいなあと思います。
妻は赤いバラのシェードと合いそうな花瓶に穴をあけて、ベースにしました。
つくろうと思ってからずいぶん長い期間を経てようやく出来ました。
しかし、赤いバラのランプはこれで完成ではありませんでした。
(つづく)
こちらは今回のランプをつくるきっかけとなったパレントの店長さんが写真で見た「静けさと温もりの薔薇」です。
よろしかったら、ブログNo92らんぷ「静けさと温もりの薔薇」をご参照ください。
(2015.3.15 記)
(2015.3.18 一部加除訂正しました。)