妻が体調をくずしていた頃の、ある夏の終わり、
二人で御岳山に行きました。
もう7~8年も前でしょうか。
人気のない所に咲く可憐な花に
妻はとりこになりました。
花を観た妻は、元気に見えました。
レンゲショウマとの出会いでした。
数年を経て、ようやくレンゲショウマの作品を何点かつくりました。
その一つにアロマの香りも楽しめる作品をつくりました。
アロマランプがあります。
人は草花を見て励まされ元気になりますが
妻はさらに香りでも気持ちをリフレッシュさせたいと
思うのでしょうか。
自分が元気をもらったモチーフには、
アロマオイルも付けたいようです。
傍で見ていての私の勝手な想像です。
(2014.5.29.記)
~ご先祖の地に里帰り~
妻は父方の従姉に作品を依頼されました。
従姉は一関に住んでいますが、
妻の父の生家も一関市です。
全くの偶然ですが、私の先祖も伊達騒動の頃まで一関に住んでいたそうです。
作品の納品は、縁ある地なので二人で直接お届けしようと言っています。
従姉が小さい時から大事にしていた灯りがあの大震災で壊れてしまいました。
残ったベースは大事にしようと思った時、ステンドをつくる妻を思い出したそうです。
従姉の大事にしてきた灯りです。
その気持ちに添えるように、妻は何点か模型を作るなど、作品づくりに一生懸命です。
作品作りも急ピッチ。
お届けできる日を楽しみにつくっています。
一関は、妻にとって大学時代にちょっと寄って従姉と会って以来です。
私も高校時代に秋田からヒッチハイクで一関城址をたずねて以来です。
二人で初めて訪ねる一関。
一関が話題になると、二人とも別々でかつおぼろげな記憶ですが、
懐かしさだけは一緒です。
一関に行ったら、従姉が案内してくれるそうです。
とても楽しみです。
(あっ、妻は作品のことで頭がいっぱいで、と言っています・・・)
これも妻がステンドをつくっているから生まれた機会です。
よくぞステンドをやってくれたもんだと感謝しています。