心に灯るあかり *あとりえ 悠*

*あとりえ 悠*は妻・一ノ関悠子の小さなステンドグラス工房。妻のつくった作品を写真と文章で紹介します。ステンドグラスのよさが伝えられたら幸いです。

No.177 とお-あまり-ひとつ(11)の木の灯り~その9「橅(ブナ)加わる」

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日本青年館ホールのとお(10)の木の灯りに

ブナが追加されました。

これで妻の作る灯りは

とお-あまり-ひとつ(11)となりました。

 

ブナは妻の大好きな樹木です。

毎年家族みんなで帰省したとき、

好んで泊まったのは田沢湖高原のブナ林に囲まれた宿。

6年前どうしても歩きたいと訪ねたのは白神山地のブナ林。

思い出多いブナの木が加わり、妻は素直に喜んでいます。

 

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また今年5月に訪ねた鳥海山麓のブナの原生林を見て、

さらに奥に鎮座する「あがりこ大王」と呼ばれるブナを見て

私はその生命力に感激しました。

 

“ブナも青年館ホールの灯りにあるといいのにね・・・”

そんなことを妻と話したこともありました。

 

鳥海山の地元では、

伐採された木の根元から新たに成長したものを

「あがりこ」と言うそうですが、

そのブナの大木こそ「あがりこ大王」なら、

ブナの追加は「あがりこ大王」のご威光・・・?

 

私は、建てかえて益々発展する日本青年館ホールに

まことにふさわしい木が加わったと

喜んでいます。

 

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(完成した灯りの具合を見るためのブラケットを用意しました。) 

 

今年一年間、

みな様にお世話になりました。

おかげ様で来年に向かっての希望を抱いて

この1年を閉じようとしています。

ありがとうございました。

 

(2016.12.31 記)