「海月(くらげ)の水族館」
夏も終わる頃に
ようやく「海月(くらげ)の水族館」が完成した。
作品制作前に
妻と「すみだ水族館」に行ってクラゲを見た。
水中のクラゲの可愛らしさに
何度もシャッターを押した。
可愛らしさに妻は声をあげ、
糸を引くような動きの美しさに見とれていた。
すみだ水族館で撮影
9年前、
妻はご依頼された「海のパネル」を作っている時に
あまりにも大きな被害ゆえか
妻はステンド作りが辛くなり、
遠ざかりかけた。
ご依頼主に励まされて
何とか完成にこぎつけてお納めした。
お納めした「海のパネル」
しかし、この作品の納入後すぐに
妻は海の作品「碧生~あお」を作った。
津波の寄せる海の底に静かに生きる貝の生命に
生きる思いをよせたのでしょうか。
作品「碧生~あお」
数十本の針金のように尖ったホネガイの瑞々しさが
愛おしく思えた。
「海月(くらげ)の水族館」は
海の作品5作目。
「海月(くらげ)の水族館」
コロナ禍のなかで完成というのも
海の不思議な力でしょうか。
(2020.9.30 記)